『ドラゴンボール』悟空の“道着” デザインが変化してるの知ってた? ターニングポイントを振り返る

■悟空の服と言えば山吹色の道着
鳥山明の漫画『ドラゴンボール』の主人公、孫悟空のファッションと聞いて連想されるのは山吹色の道着ではないだろうか。この服は悟空のイメージそのものになっているが、元はといえば亀仙人の流派“亀仙流”の道着である。悟空が亀仙人のもと修行を重ね、天下一武道会に初めて参加する際に、プレゼントされたものなのだ。
【写真】悟空の道着をデザインしている! ドラゴンボールZのアンダーウエア
したがって、悟空以外のキャラクターもこの道着を着ている。悟空と一緒に修行した盟友のクリリン、そしてその後に修行したヤムチャも愛用しているのだ。その作りはというと、全体が山吹色で、正面の胸の部分と背中に「亀」のマークがついていて、帯をぎゅっとしばる仕様になっている。
ただし、悟空の道着はその後、ベーシックな部分は同じであるが、微妙に仕様変更があったのが見逃せない。順に変化を見てみよう。
最初に道着の仕様が変化したのは、悟空が大人になったときである。神様のもとで修業した悟空は成長し、3回目となる天下一武道会に出場する。このとき、山吹色の道着のデザインそのものは変化がなかったが、その下に紺色のアンダーシャツを着ていたのだ、また、靴の仕様も変わっている。
そのアンダーシャツには秘密があった。ずっしりと重いのだ。天下一武道会では天津飯との戦いで、初めてアンダーシャツを脱ぐことになったが、それは修行の一環として身に付けていたものだったのだのである。身軽になった悟空は見事に天津飯に勝利をおさめ、その後、ピッコロ大魔王(マジュニア)にも勝利、天下一武道会で初優勝を飾ったのだ。