『ネット怪談の民俗学』と人気ゲーム『都市伝説解体センター』がコラボ

『ネット怪談の民俗学』人気ゲームとコラボ

 廣田龍平による『ネット怪談の民俗学』(早川書房)がミステリーアドベンチャーゲーム『都市伝説解体センター』とコラボされることが発表された。

 インターネット上でまことしやかにささやかれる「怪談」がどのように発生・伝播していったのかを丁寧に特定していく『ネット怪談の民俗学』。「都市伝説」の真実にプレイヤーが調査員となって迫る人気ミステリーアドベンチャーゲーム『都市伝説解体センター』がコラボレーション。都市伝説解体センターのセンター長、廻屋渉(めぐりやあゆむ)が、都市伝説の裏に隠された真実を解き明かす場面で行う「解体」。作中でも印象的な場面のイラストが全面帯に描かれている。

 モキュメンタリーの手法で斬新な作品を生み出し、現代のホラーブームを語るのに欠かせない存在であるテレビ東京プロデューサー・大森時生、ホラー作家・梨に加え、文芸評論家・三宅香帆、岩波新書編集長・中山永基も本書にコメントした。

『ネット怪談の民俗学』廣田龍平(ハヤカワ新書)
空前のホラーブーム、その源流がここにある。
「きさらぎ駅」「くねくね」「三回見ると死ぬ絵」「ひとりかくれんぼ」「リミナルスペース」など、インターネット上で生まれ、匿名掲示板の住人やSNSユーザーを震え上がらせてきた怪異の数々。本書はそれらネット怪談を「民俗(民間伝承)」の一種としてとらえ、その生態系を描き出す。不特定多数の参加者による「共同構築」、テクノロジーの進歩とともに変容する「オステンション(やってみた)」行為、私たちの世界と断絶した「異世界」への想像力……。恐怖という原始の感情、その最新形がここにある。

『都市伝説解体センター』
怪異を解き明かすミステリーアドベンチャー
怪異、呪物、異界などの調査・解体を行う、都市伝説解体センター。
主人公の福来(ふくらい)あざみは、都市伝説解体センターのセンター長であり、国内屈指の能力者である廻屋渉(めぐりやあゆむ)とともに、"都市伝説"絡みの依頼を解決していくことに……。

■書誌情報
『ネット怪談の民俗学』
著者:廣田龍平
価格:1,276円(税込)
発売日:2024年10月23日
出版社:早川書房

■ゲーム情報
『都市伝説解体センター』
対応機種:Steam(R)/Nintendo Switch(TM)/PlayStation(R)5
ジャンル:ミステリーアドベンチャー
プレイ人数:1人
対応言語:日本語/英語/韓国語/中国語(繁体字)/中国語(簡体字)/フランス語/イタリア語/ドイツ語/スペイン語/ロシア語/ブラジルポルトガル語/ヒンディー語/アラビア語
発売:集英社ゲームズ
開発:墓場文庫
(C)Hakababunko/SHUEISHA, SHUEISHA GAMES.

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