【漫画】地下アイドルのライブ後、オタク少女と二人で向かうのは……? ライブ×グルメ『今日の現場と終演ごはん』

【漫画】ライブ後、オタク少女と二人で……

 会社を辞め生きがいもない女性が誘われるまま参加した、初めてのアイドルライブ。人の多さと熱気に押される彼女は、ライブに慣れている様子のオタク少女と出会い……。

 地下アイドル×飯テロ漫画『今日の現場と終演ごはん』の第一話が、Xにアップされた。今回は設定や作中シーンのこだわりについて、作者である漫画家・えきあ(@ekiaroll)氏に話を聞く。(青木圭介)

続きを読むには画像をクリック

『今日の現場と終演ごはん』(えきあ)

ーーアイドルライブ×グルメのストーリーが魅力的でした。設定はどのように考えましたか?

えきあ:私自身アイドルのライブに行くのが好きなんですけど、ライブの後は必ずファン仲間たちとご飯を食べるんです。結構そういう方が多いと思いますし、私のなかではライブとその後のご飯はセットの感覚があって。なので、割と自然な流れでライブの後にご飯を食べる漫画になりました。

ーーアイドルライブに参加するシーンで、ご自身の経験から入れたかった描写はありますか?

えきあ:私はテレビで活動しているアイドルではなく、ライブを中心に活動しているアイドルのライブによく参加しています。そういうグループはテレビでみるのとは違う迫力があったりとか、独特の魅力があるんです。ファンとの距離感の近さやライブの熱量など、作中でもその辺りの魅力が出せるように描きました。

ーー食事シーンでのこだわりは?

えきあ:とにかく美味しそうに描けるように心がけています。もう「写真よりもさらに美味しそうな絵を……!」ぐらいの気持ちで描いてますね。作品に登場する飲食店は基本的には実在するお店なので、実際に足を運び取材させていただいています。第一話に登場する「つるかめ食堂」さんにも行かせてもらって、すごく美味しかったです。

ーー本作のなかで、えきあ氏自身が気に入っているシーンを教えてください。

えきあ:ご飯を食べた後の別れ際に、真がナメイモに「またライブのこと教えてください!!」と言うシーンが気に入っています。背景が歌舞伎町なのも含めて、構図やアングルも好きです。

ーーえきあ氏が漫画を描き始めたきっかけは?

えきあ:小さい頃から自分で考えながら色々なモノを作るのが好きで、よく絵も描いていました。そのなかで漫画も自然と描き始めたんですけど、実はあまり読んではいなかったんです。「漫画」という文化には、「読む」よりも「描く」から入った感じです。なので、今になって色々な作家さんの作品を読ませていただいて、勉強しています。

ーーXで拝見したのですが、何か新しい試みをされる?

えきあ:そうなんです! 実はお子様向けの漫画講師をすることになりまして、現在準備を進めています。子供の頃から絵を描くのが好きな私自身の経験も活かせるかなと思い、お話をお受けしました。ドキドキしておりますが、しっかりと頑張りたいです!

ーー最後に、漫画家としての今後の展望を教えてください。

えきあ:本作とは全然違ったギャグ漫画を前作で描いていたんですけど、本作と前作のジャンルが違うように、あまり特定のジャンルを描き続けたいとは思っていなくて。むしろ漫画のジャンルをコンプリートするくらいの気持ちで、今後も色々なジャンルの漫画を描いていきたいです!

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる