THE RAMPAGE、98年組が考える“かっこよさ”とは? 長谷川慎、龍、鈴木昂秀、後藤拓磨インタビュー

THE RAMPAGE98年組インタビュー

 LDH JAPANと幻冬舎がタッグを組み、毎月書籍を発売するプロジェクト「GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~」。その第11弾として、後藤拓磨がメンバー16 人の素顔を撮影したフォトブック『DAYS』と、グループ最年少の“98年組”長谷川慎・龍・鈴木昂秀・後藤拓磨のフォトブック『1998』の豪華2冊組で構成された『WE R』が5月20日に発売された。

 今回は98年組の面々にインタビュー。彼らのアイデンティティを深掘りする中、共に刺激し合い、成長を続けてきた4人の絆が見えてきた。

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──『WE R』は、後藤さんがTHE RAMPAGEのメンバーを撮影した「DAYS」と、1998生まれのメンバーの皆さんを撮影した「1998」の2冊組。今日は1998年組の皆さんに集まっていただいているので、「1998」の話を中心に伺えればと思っているのですが、1998年組で1冊、しかも後藤さん撮影で、と聞いたときはどう思いましたか?

後藤:これまで、“98年組”と言われる我々4人で作品を形に残したことがなかったので、それが実現するということに単純にワクワクしました。それに、素人ながらにずっと写真を撮ってきたので、それがこういう形で繋がったのがうれしいなと思いました。

THE RAMPAGE 後藤拓磨
後藤拓磨

鈴木:今たっくん(後藤)が言ったように、1998年組でこうやって何か形に残すのは初めてのことだったのでうれしかったし、自分たちはファッションだったり音楽だったり、それぞれが独自の好きなものを持っているメンバーなので「面白いものを作りたいね」ってみんなで話していました。

龍:たっくんはずっとカメラをやってきていたので、僕は幻冬舎さんの「GL-16 ~THE RAMPAGE BOOKS~」の企画のなかでも目玉企画だなと思いました。1998年組での作品作りは「やっとできた」という気持ちでしたし、「DAYS」ではたっくんが本当にずっとTHE RAMPAGEを撮り続けていて。ライブだったり、とんでもない過酷な状況でも……南極行ったときとか……。

後藤:盛りすぎ(笑)。

龍:あはは(笑)。でも本当に常にカメラを持っていて、どんな場所でも撮り続けていて、ただシュートするというより、“THE RAMPAGEジャーナリズム”みたいな感じでしたね。

長谷川:たっくんは昔からカメラが好きで。それを幻冬舎さんのプロジェクトで昇華させられたというのは、たっくんが今までやってきたことが報われた瞬間だと思う。それに、たっくん含めてここの4人はそれぞれ自分のスタイルを追求してやってきたので、自分たちがインプットしたものを、このタイミングでたっくんを通して表現することができて、すごくいいプロジェクトに参加させてもらえたなと思っています。

──そもそも後藤さんが写真を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

後藤:THE RAMPAGEでオフィシャルのInstagramを始めることになったときに……。

長谷川・龍・鈴木:あ~!

後藤:最初は自撮りを載せるとか、そういうかわいい感じだったんですけど……もちろんそれも需要はあると思うけど、「果たして僕らはそれでいいのか?」と考えたときに、カッコいい写真も載せたほうがいいよねという話になって。当時は仕事もそんなに忙しくなかったので、「ここ行ってみる?」みたいな感じでみんなでいろんなところに行って撮るようになって。それが僕の写真の始まりです。

──龍さんが、“THE RAMPAGEジャーナリズム”とおっしゃっていましたが、撮り始めたきっかけもTHE RAMPAGEだったんですね。

後藤:そうです。

──1998年組の4人はそれぞれ自分のスタイルが確立されているとおっしゃっていましたが、まさに「1998」ではそれぞれがルーツとなる場所を訪れています。このタイミングでご自身のルーツを辿ったり、原点に立ち返ったりしたことは、今後の活動にどのような影響を与えそうですか?

鈴木:僕はゲームやアニメがすごく好きなので、秋葉原に行きました。昔から、好きなゲームやアニメのコラボカフェがあったときなどによく秋葉原に行っていて。最近は、ゲームやアニメに限らず、何かに特化した人を“オタク”と呼ぶという考え方が普及していますが、その考えでいくとTHE RAMPAGEも音楽やファッションが好きな、いわゆるオタクの集まり。そんなTHE RAMPAGEとして活動してから秋葉原に行くと、改めてすごくカッコいい街だなと思いました。そういう街で写真を撮ることで、自分ももっと好きを追求したいなと思いました。

THE RAMPAGE 鈴木昂秀
鈴木昂秀

──「好きなものを好きでいる」と、初心に帰るような。

鈴木:そうですね。音楽や歌、ラップ、アニメ……なんでも共通する考え方だと思うので。末長くこの街を愛したいなと思いました。“引き続き系”で。

龍:僕は「ENTER」という渋谷のクラブで撮影をさせてもらいました。今、グループで音楽をやらせてもらったり、音楽を作らせてもらったりしているのは、THE RAMPAGEに所属しているからという思いも込めて。それから……音楽を発信する身として、オーバーグラウンドとアンダーグラウンドの感覚はわかっているつもり。そのうえで、あえて幻冬舎さんのプロジェクトという、こういう機会で「クラブからもインプットを得ている」ということを言わせてもらいました。誌面では、どういう思いで僕らが音楽をやっているかということもしっかり話しましたので、ぜひ読んでもらいたいです。

THE RAMPAGE 長谷川慎
長谷川慎

長谷川:僕は裏原をピックアップしました。初めて裏原に行ったのは、確かダンスを始めた小学生のとき。中高生のダンスの先輩と行きました。今回行って思ったのは、裏原はやっぱり日本のファッションカルチャーが詰まっている場所だな、感度の高い人が集まる街なんだなということ。今思うと、当時の自分がそこに行ったということが、今に繋がっているんですよね。当時の自分が、自分なりにカッコいいと思う場所として裏原を見つけた。それが今回の「1998」の自分のページにも、「GL-16 ~THE RAMPAGE BOOKS~」の自分の企画(長谷川慎 FASHION STYLE BOOK『melt』)にも繋がっている。当時があったからこそ、今の自分があると言っても過言ではないくらい影響を受けているので、これからも追求したいし、影響されたいなと思いました。

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