長谷川慎「遊びを極めた」 THE RAMPAGEの“98年組”、メンバーだからこそ撮れた写真に自信

THE RAMPAGEの“98年組”イベントレポ

 THE RAMPAGEの2冊組フォトブック『WE R』の刊行を記念したプレス取材会が、5月16日(金)、HMV&BOOKS SHIBUYAの6階イベントスペースにて開催され、グループ最年少の“98年組”である長谷川慎、龍、鈴木昂秀、後藤拓磨の4名が登壇した。

 本書は、幻冬舎とLDH JAPANの共同プロジェクト「GL-16 THE RAMPAGE BOOKS」の第11弾。カメラが趣味の後藤拓磨が撮影を担当し、2025年5月20日に発売される。

 1冊目の『DAYS』では、THE RAMPAGEメンバーの日常の素顔を収め、2冊目の『1998』では、“98年組”4人の魅力を後藤の独自の視点で捉えた構成になっている。どちらも彼ならではの距離感で撮影された写真が多数収められており、グループのこれまでと今を詰め込んだ豪華な内容だ。

後藤拓磨

 会見では、後藤が『DAYS』について、「2024年の1年間を通してメンバーの素顔を追いかけてきました。本になることで、写真により深みが増したように感じられて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」と語った。

 『1998』について長谷川は、「THE RAMPAGEの16人はそれぞれ個性が強いですが、その中でも特に個性豊かな僕たち4人が、やりたいことを詰め込みました。この4人だからこそできる、クリエイティブな表現が詰まった1冊です」と述べた。

長谷川慎

 タイトル『WE R(ウィーアー)』について、鈴木は「THE RAMPAGEの“今”を最もシンプルに表現する言葉として、『WE R』に決めました。“アー”を“アール”に変えることで、グループらしさをタイトルに込めたんです」と説明した。

鈴木昂秀

 『1998』の後半には、90年代カルチャーをテーマにしたビジュアルが登場する。龍はその理由について、「各メンバーが育ってきた背景やカルチャーを表現したくて、例えば拓磨はパンク、慎はバイク、慎っちゃん(鈴木)はスケーターファッション、僕はレイヴ系。当時の空気感をファッションで体現したかったんです」と話した。

 各メンバーがお気に入りの写真を紹介する場面では、後藤が「クールなイメージの龍の、集中が切れた瞬間の可愛い一面を捉えた写真」と語れば、鈴木は「僕が寝ている写真。よく寝るタイプなので(笑)。拓磨だからこそ撮れた1枚です」と述べた。長谷川は、「スケートカルチャーや80~90年代のブランド“ANARCHIC ADJUSTMENT”を取り入れ、こだわりの詰まったページ」と紹介し、龍は「4人のシルエットが並ぶ写真。表紙候補にもなった1枚で、顔は見えないけれど4人のスタイルや心のアティチュードが伝わる」と語った。

 後藤のカメラマンぶりについて龍は「メンバーだからこそ撮れる写真。隠し撮りのような形で、ドアを開けた瞬間に撮られることも(笑)」と振り返った。後藤自身は、「構図を考えるよりも“瞬間を逃さない”ことを大切にして、枚数を重ねた中から奇跡の1枚を選ぶ感覚で撮っていました」と説明した。

 写真集には後藤自身の姿も一部含まれている。後藤は「『DAYS』では少ないですが、撮っている僕をメンバーが撮ってくれたものも使っています。あとは、結成当初からの過去写真もメンバーから募って入れました」と語った。

 1000枚以上の写真から選んだといい、「大変でしたが、1枚ずつにキャプションを入れる作業が一番大変で、でも見どころでもあります」と振り返る。

 4人だけで写真集を作れることについて、長谷川は「僕たちは昔から4人で何かを作るのが好きで、映像や洋服、MVのスタイルなどを手がけてきました。今回は、その延長として本格的に出版社と組んで作る機会を得られたことが本当に嬉しい。“遊びを極めた”結果として、普段の活動が1冊の本に集約されたことが誇らしい」と述べた。

 他のメンバーの反応について、後藤は「みんな“懐かしい!”って言ってくれた。特に陣さんが“めっちゃいいやん!”と。打ち上げの場面など“いつもの俺らやん”って言ってもらえて、切り取りたかった瞬間が伝わったのがすごく嬉しかった」と話した。

 昨年9月にグループ結成10周年を迎えた感想を鈴木は「多くのダンス&ボーカルグループがいる中で、10年続けられていることは僕たちの強み。これからも初心を忘れず、さらに上を目指したい」と語り、今後の目標として「ドームツアーの開催、そしてTHE RAMPAGEとして世界で戦えるアーティストになりたい」と力強く述べた。

 最後に、“歳下組”としてグループにどんな貢献ができるかと問われた龍は、「僕たちはカルチャーや音楽、ファッションの流れを理解していて、自然とスター性を纏っていると思います。“歳下4人がいればかっこいい”という存在でありたい」と自信を見せた。

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