2026年は変化の年、開運ポイントは? 直居由美里『ユミリー風水2026』九星別、幸せを呼ぶ暮らし方を聞く

2026年で発売から19年目となる『ユミリー風水2026』(大和書房)、九星と風水関連の書籍でロングセラーとなっているシリーズ。

 2026年は一白水星の“水の年”。水は形を変え、流れを変え、時に凍りつき、時に蒸発する――その象徴性から「変化への柔軟さが求められる1年になる」と、ユミリー風水で知られる直居由美里さんは語る。

 『ユミリー風水2026』(大和書房)は、気の流れを読み解くためのメッセージが込められた1冊だ。ネガティブな言葉を使わない、読んだら幸せになる本にする――そんなシリーズを支えてきた信念も健在である。運気の整え方から人や物との向き合い方まで。変化の時代をどう生きるか、2026年を味方につけるためのヒントを聞いた。

2026年は“水の年” その変化にどう対応

『ユミリー風水2026』の著者である直居由美里さん。2026年に運気を上げる方法を伺った。

――今年も『ユミリー風水2026』が発売されました。長年続くシリーズですが、特に意識されている点はありますか?

直居:本書は毎年、表紙に描くアイテムを変えているんです。「今年も新しい1年が始まっていく」というメッセージを届けたいという想いからです。

――執筆の際、直居さんが特に心がけている“言葉選び”について聞かせてください。

直居:ネガティブな言葉を入れないように意識しています。例えば「運気がダウンする」「停滞する」という、暗い気持ちになる言葉は使わないようにしています。また、読んだら幸せになるという点を大切にしているので、「節約」という言葉も避けています。皆さん、常に頑張ろうとしがちですが、頑張るだけで一生を終えるのは寂しいですよね。

 人生には陰と陽があって、夜がくれば朝がくる、冬がくれば春がくるといった森羅万象を捉えているのが風水です。夜は暗い気持ちになるのではなく、「暗くてよく休める時間」と考えること。そういったポジティブな言葉を心がけています。

 土砂降りに思える日でも必ず晴れの日は来る。運気が悪い時期でも「ここが底で、これ以上は落ちない」とわかっているだけで、気持ちはずっと楽になります。

――それでも気持ちが落ち込んでしまった際には、どのように過ごすべきでしょうか。

直居:もちろん苦しい時もあるし、疲れる時もありますよね。時には膿を吐き出すことが必要で、そうしないと体の中がキレイになりません。そんな時は膿=愚痴をこぼす場所を決めておくようにします。海や山に向かって叫んだり、信頼できる相手に「今日は愚痴を聞いてくれる?」と伝えるなどして、適切な空間で出すことが大事だと考えています。

――では、人や物にはどう向き合うことが大切だと思われますか?

直居:必要なものと、そうでないものをきちんと見極めることです。不要なものとはお別れして、大事なものを育てていくことが大切です。

 これは物だけではなく人間関係においても同じで、誰にでも好かれようとするのではなく、自分と相性がいい人と気持ちよく付き合うほうが、ストレスなく幸せに暮らせます。自分が赤なら「赤が好きな人」と出会っていけばいい。無理なく心が軽くなる相手と付き合うほうが、人生は豊かになります。

2026年の開運を呼ぶ“日常の整え方”

――それでは改めて、2026年の気の流れを教えてください。

直居:2026年は一白水星の年といって、一白が真ん中に来る「水の年」です。水は温めれば蒸発し、冷やせば氷になるように器に合わせて形を変えますよね。まさに柔軟に形を変えるものです。水のように世の中も変化していくため、臨機応変に対応をしていくことで幸せになれる年になります。

2026年九星別ユミリー風水

 そして一白水星は一つ星です。1つということは、それが強い影響を持つということ。2026年は自己主義的な空気が強まり、自分の人生を自分で決める“自己ファースト”、世界的には“自国ファースト”な傾向も出てくるでしょう。

 また、交流が増える一方で伝染病も広まりやすい年です。船舶や海、川といった「水」に関する話題も多くなるでしょう。

――直居さんは長年「運は自分で育てるもの」とおっしゃっています。2026年に取り入れるべき風水の基本アクションを教えてください。

 

直居:最も重要なのは玄関ですね。靴を置きっぱなしにせず、帰ってきたら「ありがとう」と下駄箱で靴を寝かせてあげる。玄関のたたきはキレイにしておきましょう。汚れていると、玄関を開けるたびに汚れた空気が入ってきてしまいますから。

 そしてやはり、排泄場所であるトイレ掃除は重要です。トイレに入る度にささっと拭いてしまうなど、常にキレイにしておくことで運気が上がりますよ。

――ほかに整えておきたい場所や運気を上げる方法はありますか?

直居:水回りです。トイレやキッチン、洗面所、お風呂あたりをキレイにしておくことが、発展のキーワードです。また、家の東の方角にコップ1杯の水を置いてみてください。気が整っていない場合は気泡が溜まるのですが、毎日続けていると気泡が出なくなってきます。それは気が整った合図なので、風水を取り入れる際の目安としてください。

家の中の東の方角にコップ1杯の水を置くことは簡単にできる開運ポイントのひとつ

 また、『ユミリー風水2026』に掲載されている毎日の吉方位を見て、その方角にある神社で汲んだお水を東の方角に置くと浄化になります。月ごとのページには天中殺に当たる人への注意書きや、恋愛によい日、強運の日なども記されています。カレンダーを見る感覚で、「今日はどんなふうに動こうかな」と考えるヒントにしてみてください。

『ユミリー風水2026』六白金星の紙面。毎日の過ごし方や吉報位、ラッキーカラーなどがわかりやすくまとめられている。

風水は「難しそう」から始めなくていい――いますぐ始められる風水のススメ

――風水初心者で、まだためらっている人にはどんなことを伝えたいですか?

直居:難しく考えずに試してみてください。気軽に少しずつ日常に取り入れていくうちに自然と身に付いていきますし、深く学びたくなってくるはずです。

――最後に、2026年の運を味方につけるためのメッセージをお願いします。

直居:2026年は変化が多い年になりますが、それを臨機応変に捉えて、自分で決める。その姿勢を楽しみながら、変化に対応していくことが必要になる年となります。備えあれば憂いなし。本書を味方に、どんな変化が起こっても「大丈夫」と思いながら毎日を過ごしてください。

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