THE RAMPAGE 川村壱馬、自ら執筆したフォトエッセイ『PROMISE』に自信「納得のいく一冊ができた」


THE RAMPAGE 川村壱馬 が、4月5日(土)に2ndフォトエッセイ『PROMISE』 刊行記念プレス取材を、HMV&BOOKS SHIBUYAにて行った。
幻冬舎とTHE RAMPAGEがタッグを組み毎月1冊、12ヵ月連続で刊行する大型企画「GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~」。本プロジェクトの10作目としてボーカル川村壱馬の2ndフォトエッセイとなる『PROMISE』をリリース。 エッセイページは、インタビューの書き起こしではなく川村壱馬みずからが執筆。原稿用紙57枚にわたる原稿には、自分との約束、ファンへのメッセージ、メンバーへの思い、そして未来の自分に向けた心の内を赤裸々に綴っている。 撮影地は、イギリス。以前から訪れてみたかったというグラストンベリーでの写真のほかに、ロ ンドンの街や公園を散歩する時間、ホテルでのリラックスした表情や妖艶な姿などを収録。 それぞれのシーンでまったく異なる川村壱馬の、「個」の魅力が溢れた一冊となっている。
登壇した川村壱馬は、完成した写真集を手にした時の印象について「手触りの部分がすごく完成度が高い。材質にもこだわって作らせていただいたので、手に取った瞬間に満足感がある一冊だと思いました。内容としてはやりとりを色々と重ねながら原稿も確認してもらって。ほとんど手を入れてもらうこともなく、自分としてもすごく納得のいく一冊ができた」と自信を覗かせた。

自ら筆をとって原稿を書いた理由については、「日頃から思っていることをとにかくちゃんと伝えたかった。メールより手紙、手紙より直接とか、その方がすごく伝わるのかなって思っている部分があって、手書きでちゃんと自分で労力をかけたかった」と説明。さらに「アーティストという仕事をやらせていただいている中で、本を書かせてもらうことは当たり前じゃない。いろんな作家さんとか、作家を目指している人とかも原稿用紙を持ち込んでいる。僕も昔から漫画が好きで、出版社さんへのアピールの仕方とか、ちょっとだけ知っている部分がある。そういう背景を知っているからこそ、書き手や出版社に対する敬意がありました」と語る。
作品の手応えについては、発売日前からファンからの感想が届いていたことに触れて、「ファンの皆さんと築いてきた信頼をすごく感じた。僕としては大問題作というか、良いも悪いも全部そのまま綴ったつもり。ストレートに受け取っていただけた」と語る。
タイトルの『PROMISE』と名付けた理由については、「約束という言葉が一番しっくりくると思ったんですけど、書き終わって、よりそのタイトルがしっくりきた」と語り、「自分との約束でもありますし、みなさんとの約束でもあります。あと、世の中に対しての宣言という気持ちも込めた」と説明した。
初めて訪れたイギリスの感想は「いい街でした。漠然と、自分が好きなアニメの聖地というイメージで行かせてもらったんですけど、食事が意外と美味しかったですし、街並みにもテンションが上がっちゃう。古き良きヨーロッパの世界観を題材にしたゲームとか漫画の世界の作品が大好きなので、たまりませんでした」と振り返り、「人の感じも、英国紳士というイメージ通りで、落ち着いた空気の方が多い印象だった」とその雰囲気を称えた。
お気に入りのカラスと一緒に映ったカットについては、「一番行きたかったグラストンベリーでもありますし、王族っぽい衣装もいいですし、あとはカラスが好きなので」と理由を説明。アニメ「Fate」シリーズが好きだという川村にとっては聖地巡礼となったようだ。

読者に向けて伝えたいことについて、「自分がこれからこうやって生きていければいいなと思っていることでもある。読んでいただいた方に『こういう価値観があるのか』と、その人の人生が豊かになるきっかけになれば。ファンの皆さんとは、この本を通して、改めて信頼というものを強く構築できたらと思っています」とメッセージを送った。