THE RAMPAGE・陣、1stエッセイ『JOKER』インタビュー グループの軌跡や中務裕太との絆を感じるエピソードを語る

THE RAMPAGE・陣、グループの軌跡を語る

対談をしたのは「人生の節々で強い影響を受けてきた人達」

――ダンススクールの先生や母校の恩師、整体の先生や昔のバイト先の店長など、今まで関わった方との対談で過去を振り返ろうと思った理由はなんですか?

 家族にも言えることなんですが、今回対談した方達からは、人生の節々で強い影響を受けてきたんですよね。例えばダンスの先生からは、「争わずに楽しむ」っていう平和主義な精神を学びましたし、中学の先生は、アメリカの実業家であるアンドリュー・カーネギーの墓石に刻まれた名言「自分より優れたる人を自分の周りに集めたる人、ここに眠る」を教えてくれて。だから、この機会に話してみたいなと思いました。

――「自分より優れたる人を自分の周りに集めたる人、ここに眠る」という言葉は、THE RAMPAGEとして活動する際も大事にしていることですか?

 そうですね。「自分が一番優れてる」って思ってる人って、人がついてこないんですよ。リーダーとして愛されないんです。その点、THE RAMPAGEは自分よりもスペシャルなメンバーが揃っていて、すごくありがたい環境だなって思います。そんなメンバー達が、ブーブー文句を言いながらも僕のために集まってくれてる状況が、まさにこの名言の通りだなって思います……(笑)。

 今お話したような、本文で太字になっているところは、僕が特に強く伝えたいことなので、ぜひ注目してほしいですね。

――また、陣さんの人生に影響を与えた人として紹介が欠かせないのが、同郷の先輩である、GENERATIONSの中務裕太さん。陣さんは裕太さんの強火オタクとしても知られていますし、『JOKER』に書ききれなかった2人の熱いエピソードをぜひお聞きしたいです。

 そうだなぁ……THE RAMPAGEが結成されたぐらいのタイミングだったかな? 先にGENERATIONSとしてデビューされていた裕太さんが「陣、これまでも夢を追いかけるのはめっちゃしんどかったと思うけど、デビューしたらもっときついぞ。頑張れよ」ってメールくれたんです。今でもめっちゃ覚えてますね。そう言われても、その時の僕は「やっと憧れのアーティストになれるんやから、めっちゃ楽しいんちゃうん!?」って思ってたから、いまいちピンと来てなくて。でもTHE RAMPAGEがデビューして初めて、その意味に気づくわけですよ。メンバーと意思疎通がとれなかったり、グループが上手くいかんくなって、なんだこの状況は!?ってなるわけです。

 ただ、信頼する裕太さんの言葉があったおかげで、多少なりとも覚悟はできてたので。デビュー後の大変な時期も、なんとか乗り越えられました。普通、今からアーティストになる子に、あんまりネガティブなことは言わないじゃないですか。僕のために言ってくれたんやなぁ……って思うから、この言葉は大事な思い出です。

終始笑顔でインタビューに応じた陣。

――では最後に、今のTHE RAMPAGEにおけるご自分の役割や、今後個人として力を入れていきたいことを教えてください。

 今はTHE RAMPAGEの認知度を上げる時期だと思ってるので、僕はそのための広報係だなって思いますね。MATSUさん(EXILEの松本利夫)が言ってくださったみたいに、グループの“みどりの窓口”でありたいです。僕ね、THE RAMPAGEのことをほんまにカッコいいグループだって思ってるんですよ。自分達のパフォーマンスに絶大な自信があるんです。だからこそ、まずはとっつきやすいキャラの僕がラジオやTV、さまざまなメディアに飛び出していって、「こんなに面白いメンバーがいますよ」「こんなカッコいいグループいますよ」っていうのをアピールして。最終的には、自分達のフィールドまで足を運んでもらう。そんな広報活動を、RAVERSのみなさんの力もお借りしながら、引き続きやっていけたらと思っています。

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