THE RAMPAGE・陣、初エッセイ集『JOKER』イベントレポ メンバーや母、恩師への思い語る

THE RAMPAGEの陣が2月22日、都内で初エッセイ集『JOKER』の刊行記念イベントを開催。イベント前に行われた記者向けの囲み取材も行われ、著書への想いを語った。
【撮り下ろし写真】THE RAMPAGE・陣 初エッセイ集『JOKER』刊行記念イベントの様子
本作は幻冬舎とTHE RAMPAGEがコラボした12カ月連続刊行企画「GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~」の第8弾。パフォーマー兼リーダーとしてTHE RAMPAGEの16人をまとめる陣がグループの歴史やメンバーとの関係性、秘密エピソードなどを中心に自身のLDH人生を振り返った1冊となっている。
囲み取材ではまず、オファー時に「自分ひとりで書けるかどうか」の心配があったと話す陣。しかし自分の人生やグループの歩みを振り返り、感じたことを文章にしたためた結果、「自分にしか描けない内容になった」と力強く語れる内容になった。
タイトル決めは難航したそうだが、「普段からジョークを言って人を笑わせるのが好きなのと、トランプのジョーカー(切り札)というところから提案してもらったアイデアでした」と命名の裏側を明かした。
読みどころとして挙げたのは「中学生の恩師に会いに行ったこと」。その社会の先生から授かった、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの墓石の言葉「自分より優れたる人を自分の周りに集めたる人ここに眠る」が学生時代の彼に刺さり、再び会いに出向いたのだという。
これについて「僕にないものを持っているTHE RAMPAGEの他の15人が周りにいて、自分を『リーダー』と言ってくれる環境が先生の言葉に近いなと。彼らをリスペクトしながら、一緒に夢を追いかける今に繋がっている」としみじみ。
著書はグループ全員が写るカバーも印象的だが、既に浦川翔平以外の14人には献本済みだという。各メンバーのリアクションはそれぞれで、それについて「その場で読んでるメンバーもいれば、(神谷)健太はすぐに机の端に置いていました(笑)。ブログで紹介したり、サブリミナル的に全員に読ませる」と語り、会場の笑いを誘う。
MCが得意な彼は会見でも饒舌。記者からの「今日にふさわしい雑学を」という不思議な質問にも「今日は猫の日ですが、犬も猫も先祖をたどると『ミアキス』という同じ動物に行きつく」と気の利いたアンサーは見事だった。
エッセイで人生を振り返って感じたのは「人生に種を蒔いてくれた母親の存在の大きさ」だという。さらに「ダンスのきっかけをくれたし、オーディションの時の衣装も一緒に考えました」、「デビュー前は毎月こっそり仕送りしてくれていた」と回想。
最後に陣は「この本がTHE RAMPAGEをより深く知るきっかけにはえなるんじゃないかなと思います。同じ時代を生きて同じ悩みを抱えてる人、その答えが見つからず生きている人が『こういうやり方もあるのか』など何かを発見するような本になれば」とメッセージを送って囲み取材を締めた。