『機動戦士ガンダム』アムロ、カミーユ、スレッタ……親が開発関係者だとガンダムパイロット説は本当か?

『機動戦士ガンダム』シリーズには、さまざまな立場の主人公が登場する。振り返ってみると共通点として、「親がガンダム開発の関係者」なのがきっかけでガンダムに乗るケースが多いとよく話題となる。
親子関係はさまざま
人気の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』も、主人公スレッタ・マーキュリーの母親であるプロスペラはガンダムの開発者だ。スレッタはプロスペラに託される形で、ガンダム・エアリアルのパイロットになっている。
ほかにもパターンに当てはまる主人公として『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ、『機動戦士Zガンダム』のカミーユ・ビダン、『機動戦士ガンダムUC』のバナージ・リンクスらの名前が挙がる。しかし、それぞれの親子関係やガンダムのパイロットになった経緯はさまざまだ。
アムロの場合、父親テム・レイがガンダムの開発者。アムロが父親のマニュアルを偶然拾ったことがガンダムのパイロットになるきっかけとなっている。とはいえ、アムロがガンダムに乗ったのは成り行きで、父親は直接関わっていない。
カミーユの場合は、父親フランクリン・ビダンがガンダム開発に係わった技術士官だ。しかしカミーユがガンダムのパイロットになったのは、ジェリド・メサとのやりとりに端を発している。父親がガンダム関係者であることと、カミーユがパイロットになったことに関係性はほぼ見られない。またカミーユと父親の関係性を見ても、託されたと表現するのも難しいだろう。
バナージは母子家庭で育っており、母親が亡くなったのをきっかけに父カーディアス・ビストに引き取られている。そしてユニコーンガンダムを託されてパイロットとなった。カーディアスは直接ガンダム開発に関わる技術者ではないが、ビスト財団の当主という立場から関係者といっても間違いではないだろう。






















