『機動戦士ガンダム』アムロ、カミーユ、スレッタ……親が開発関係者だとガンダムパイロット説は本当か?

ガンダム、親が開発関係者はパイロット?

ロボットアニメはお約束?

  ガンダムシリーズだけでなく、ロボットアニメでは主人公の身内に開発関係者がいるケースが多い。例えば『マジンガーZ』の主人公・兜甲児は、祖父・兜十蔵博士がマジンガーZの開発者だった。敵に命を狙われた兜博士が、駆けつけた甲児にマジンガーZを託したのだ。また『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公・碇シンジも、父親・碇ゲンドウがエヴァンゲリオンの関係者である。

  ネット上では「民間人をいきなりモビルスーツに乗せるには、“身内が関係者”くらいの関わりがないと厳しい」「敵が攻めてきた時に、目の前のモビルスーツに乗り込んで応戦する気概がある民間人って、ある程度モビルスーツに触れた経験や知識がある人だろうなと思う」と納得する見方が多い。

  たしかに、ある程度スムーズに主人公とガンダムを出会わせるには、身内が関係者の方が違和感が少ないだろう。シリーズ内には、身内に関係者がいない主人公が偶然ガンダムに乗り込むケースもある。しかし、軍事機密のはずのガンダムに乗り込めてしまう状況に対し「警備がゆるすぎる」と指摘されている。

  また主人公が初めて搭乗するガンダムを操縦できる点も、身内に関係者がいれば不自然さは緩和されるだろう。「少年時代から高度なメカに接してる環境にないと、手足みたいに動かせない」と納得する声も多い。視聴者がすんなりと物語に入り込むには、うってつけの設定と言えるのかもしれない。

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