倉田真由美氏に聞く 1990~2000年代のギャグ漫画事情と『だめんず』誕生までの経緯

■叶井俊太郎とは、まったく喧嘩をしなかった
――以前、倉田先生にインタビューした際に、結婚相手も相性が大事だとおっしゃっていました。
倉田:私は2006年に一度結婚していますが、1年半後に離婚をしています。怨みなどはまったくありませんが、些細なことで喧嘩が絶えませんでしたね。その後に結婚した叶井俊太郎とは、まったく喧嘩をしなかったんです。それでわかったのは、結婚も相性が大事である、ということですね。夫がどんなに優しい人でも、相性が合わない人であれば結婚生活は続きません。
――叶井さんは数々の伝説を残している人ですが、倉田先生との相性は抜群だったわけですね。相性のいい相手とは、どんな人なのでしょうか。
倉田:夫がいなくなって思うけれど、いないときに相手のことを思い出してあったかい気持ちになれる人がいいですね。例えば、LINEなどで相手のアイコンが出てくるでしょう。相手の文字やアイコンの文字を見て、嫌な気持ちにならないことが大事です。
――仕事も結婚も相性が大事。それをつかみ取るために信念を持って行動すれば、道は開けるということを倉田さんの生き方が教えてくれます。
倉田:仕事でも人でも、楽しい、相性がいいと思ったら手放さない握力がその後の人生を変えると思いますよ。






















