【漫画】アラフォーオタクの恋は実るのか? 『アラフォー女子が10年ぶりに恋をした』に「幸せ」の声多数

――何度か再掲されていると思いますが、Xでの反響はいかがですか?
かとひと:ありがたいことに、毎回反応をいただいております。昨年はゴールデンウイークの再掲時が多く読まれました。
――自身の恋愛エッセイを描こうと思ったきっかけについて教えてください。
かとひと:誰かに心を開いたり、人を好きになれなかった私でも40歳を目前にして人を好きになって心が踊る体験ができました。それを誰かに伝えたかったのかな、と思います。
――旦那さまは漫画化を嫌がったりしませんでしたか?
かとひと:最初は黙って描いていたんですよ。でも反響をいただき、描く時間も多くなったので話したところ、「もっと描いて」と喜んでくれました。今も応援してくれています。
――制作に当たって苦労したことや意識したことは?
かとひと:どたばたしてる日常をリズムよく楽しんで読んでいただけたら嬉しいので、テンポのよさと元気さは大事にしていこうと意識しています。
――「心が踊ってる」を始めとした心理描写が巧みかつコミカルで、素晴らしいと思いました。
かとひと:特に考えた訳ではありませんが、年甲斐もなく道端で踊りだしそうな日々を素直に表現しました(笑)。たくさんの方に良い描写だと言っていただけて嬉しいです。
――婚活や恋活で悩む女性にアドバイスはありますか?
かとひと:何年も恋愛できなかった上で、このように出会えたのは本当に運が良かったなと思ってます。お伝えできることがあるかはわかりませんが、私の場合は野球観戦に飛び込んだことがきっかけになったので、興味があることがあればチャレンジするのもよいかもしれません。
――ところで、かとひとさんは「コルクマンガ専科10期」とプロフィールで拝見しましたが、そこで学んだことで印象に残っているのは?
かとひと:コルクに入りたいと思ったきっかけは「漫画に向き合いたい」、「漫画家仲間がほしい」という気持ちからでした。漫画のストーリーを学ぶというより、どう描けばそのストーリーが読者に伝えられるかが学べる場所だと思いますね。
そして仲間もたくさんできました。何期も迷って見送ってきましたが、10期生として学べたことが幸せです。
――憧れ、影響を受けた作品や作家はいますか?
かとひと:沢山の先生方に影響を受けていますが赤塚不二夫先生や手塚治虫先生、藤子不二雄先生には特に影響を受けたと思います。全身を自由に動かしているキャラクターが多く、コミカルでテンポのいい作品に刺激を受けました。
――作家としての展望、なりたい作家像を教えてください。
かとひと:楽しい漫画、元気が出るような漫画が描きたいなと思っています。自分が「楽しい」「伝えたい」と思う経験を増やして、それを楽しくテンポよく届けられる作家になりたいです。
『アラフォー女子が10年ぶりに恋をした』の続きが気になる方は主婦と生活社C's Comicsより刊行されている単行本をチェックしてみよう。
著者:かとひと
X:https://x.com/33_hito























