『ヒロアカ』デクはスパイダーマンを意識している? 散りばめられたアメコミオマージュを考察

 2024年4月にシリーズ世界累計発行部数が1億部を突破した人気少年漫画『僕のヒーローアカデミア』。12月には単行本最終巻が発売されたということもあり、改めて注目が集まっている。『ヒロアカ』で以前から度々考察が飛び交っているのが、同作のアメコミオマージュについて。果たしてどのキャラやシーンがアメコミをオマージュしているのだろうか。

主人公・デクは映画『スパイダーマン』の影響を大きく受けている?

 同作の物語の舞台は、人間が超常能力“個性”を持つのが当たり前となっている世界。そんな世界で“無個性”の少年・デクがヒーローを目指して成長していくという、少年漫画では王道のストーリーだ。「ヒロアカ、全キャラが魅力的すぎる」との声も多く、主人公やその仲間達だけではなく、敵であるヴィランにもファンが多い。

 No.1ヒーローであるオールマイトの見た目からもわかるように、同作品では各所にアメコミテイストが取り入れられている。それだけでなく、主人公・デクについてはスパイダーマンを意識してデザインされているという考察も。

 「冴えない少年が力を得てスーパーヒーローになる」という点がスパイダーマンと重なるほか、物語終盤に通称・黒デクと呼ばれる闇落ちしたときの姿が「スパイダーマンに似ている!」とファンの間で大きな話題になった。

 作者の堀越耕平が過去のインタビューで「好きなヒーローはスパイダーマン」と答えたことがあるほか、「サム・ライミ監督の実写の映画『スパイダーマン』からアメコミが好きになっていった」と話していたこともあり、その影響は大きいことがわかる。

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