「描く」技術以上に重要なのは「売る」技術? 大人気イラストレーターIxyが語る、プロとして生きる心得

フリーランスで独立を考えている人に読んでほしい
――Ixy先生のこういった本が出るのは意外にも初めてなんですね。はじめに、本が出ることへの感想を聞かせてください。
Ixy:話が来たときは本当にできるのか不安でしたが、編集さんをはじめ様々な方が全面的に協力していただいて、すごくスムーズに出せました。本当に感謝しています。
――イラストレーターになって良かったこと、嬉しかったことを教えてください。
Ixy:力を入れたら入れただけ、見てくれている人がいるというのが実感できるところだと思います。
――Ixy先生は大変な読書家であり、常に最新の社会情勢などを追っていますね。こうした姿勢が創作にとって役立つことはあるのでしょうか。
Ixy:イラストや創作に直接役には立ちませんが、日々生きていく中でのストレスからの解放などが段違いにはなると思います。考え方次第で受け取るもの、無視していいものの区別判別がつきやすくなっています。
――現在のイラストレーター界隈では、デジタルの進化、発表の環境の多様化、そして生成AIなどイラストレーターを取り巻く環境は著しく変化しています。
Ixy:現在に限らずですけれど、やはりそもそも職業として食べていくのが難しい界隈ですから、そういった話題は常に付きまとうものだと思います。
――今回の本をどんな人に読んでいただきたいですか。
Ixy:イラストに限らず、フリーランスで独立を考えている、苦労している人に読んでいただきたいですね。
――私もフリーランスとして大変に参考になる本でしたし、ライターを目指したい人にも文句なしでおすすめです。最後に、この本を読んでイラストレーターを目指そうと思う人たちが出てくると思いますが、メッセージをいただけますか。
Ixy:いちばん難しくて、それでいて効果があるのはひたすら黙々と続けることだと思っています。それができるのはほんの一部の人なので、とにかく描いているだけで偉い! と鼓舞しながら日々過ごせば、結果はついてくると思います。

























