『SPY×FAMILY』最強のスパイ・黄昏は何者にでも化けられる? 凄すぎた“変装”エピソード3選

『SPY×FAMILY』デズモンド家の家庭事情を考察

※本稿は漫画『SPY×FAMILY』のネタバレを含みます。

 アニメ版のSeason 3の制作も決定している人気スパイ漫画『SPY×FAMILY』。そのメインキャラクターの1人、西国のエーススパイである黄昏は、「百の顔を持つ」と恐れられるほど、あらゆる人物に瓜二つに化けられる変装スキルを持っている。本稿では、国賓や“妻”で殺し屋のヨルの弟・ユーリなど、黄昏がこれまでのMISSIONで行ってきた変装の中でも、特に難易度の高かった変装について紹介したい。

まさかユーリ本人と直接対決することに! 絶体絶命すぎた下水道でのMISSION

 作中、高い変装スキルを使って様々な作戦を成功に導いてきた黄昏が最もピンチに陥ったエピソードといえば、コミック12巻MISSION:81から描かれる、東国の潜入工作員ウィンストン・ウィーラーによる機密情報のファイルの受け渡しを阻止する、というミッションだ。このエピソードは、彼の高い変装スキルがかえって仇となったエピソードとも言える。

 東国の潜入工作員ウィーラーは内通者として、度々西国の機密情報を東国に流しており、黄昏は当初彼に変装して保安局員の目を欺こうとするがまさかの失敗。実は、高度な変装スキルを持つ黄昏が東国の作戦阻止に動いていることが見透かされており、手の上で転がされていたのだ。

 ピンチに陥った黄昏は逃走しつつ、ウィラーと鉢合わせた時のため、ヨルの弟で秘密警察に所属するユーリ・ブライアに変装することにする。正直、変装の際に本物のユーリが捜査で目の前に現れる危険性を考えなかったのか?はナゾだが、実際逃走のため入った下水道でユーリ本人と直接対決する羽目になってしまうのである。

 自分そっくりの姿と声まで似せられる黄昏の変装スキルに驚きつつ、黄昏の正体が姉・ヨルの夫ロイド・フォージャーではないかと気づき始めるユーリ。これだけでも十分ピンチなのだが、黄昏は、ヨルの弟に銃を撃つことを躊躇してしまい、結果苦戦。大怪我を負ってしまったうえ、その後ウィーラーにも殺されかけてしまうのである。

 なんとかMISSIONに成功した後もピンチは続く。任務を終えて黄昏が帰宅したのと同時に、ユーリもフォージャー家へ訪問。黄昏の可能性を確かめに来るのだ。これまでのエピソードでは、巧みな変装と飄々とした態度で任務をこなしていた黄昏が、感情露わに自分の甘さを自戒するラストシーンなども印象的で、まさに黄昏ファン必見のエピソードと言えるだろう。

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