和田雅成が語る『アンソロジー　舞台！』への共感 「役を生みだしていく舞台って本当におもしろい」

東京創元社の傑作アンソロジーを一挙紹介

　東京創元社からは、今回紹介した『アンソロジー　舞台！』以外にも傑作アンソロジーを刊行中！

『私たちの特別な一日: 冠婚葬祭アンソロジー』

　人生の節目に催される冠婚葬祭――冠は成年として認められる成人式を、婚は婚姻の誓約を結ぶ結婚式を、葬は死者の霊を弔う葬式を、祭は先祖の霊を祀る祭事を指します。四つの行事は人生の始まりと終わり、そしてその先も縁を繋いでいきます。現在の、あるいはこれからの私たちと冠婚葬祭をテーマに、現代文芸で活躍する六人の作家（飛鳥井千砂、寺地はるな、雪舟えま、嶋津輝、高山羽根子、町田そのこ）があなたに贈る文庫オリジナル・アンソロジー。

『放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー)』

　似鳥 鶏、鵜林 伸也、相沢 沙呼、市井 豊、梓崎 優……東京創元社からデビューした1980年代生まれの作家五人が、〈学園〉というくくりで若い読者層に向けて描いた全編書き下ろしの学園ミステリ・アンソロジー。収録各編の扉絵をtoi8、平沢下戸、加藤木麻莉、スカイエマ、片山若子（収録順）に依頼し、末尾には執筆者の詳細なプロフィールなどを含めた紹介文を掲載。気鋭のミステリ作家たちのショーケースとしても楽しめる一冊。

『放課後探偵団2 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー)』

　〈響け! ユーフォニアム〉シリーズの武田綾乃、『あの日の交換日記』でブレイク中の辻堂ゆめ、『タスキメシ』『競歩王』などスポーツ小説でも活躍の額賀澪、『楽園とは探偵の不在なり』で話題沸騰中の斜線堂有紀、“若き平成のエラリー・クイーン"こと青崎有吾……5名の1990年代生まれ作家で贈る、学園ミステリアンソロジー！

世界推理短編傑作集【新版】

　江戸川乱歩が編んだ世紀の必読アンソロジーを全面リニューアル。欧米では、世界の短編推理小説の傑作集を編纂する試みが、しばしば行われている。本シリーズははそれらの傑作集の中から、編者・江戸川乱歩の愛読する珠玉の名作を厳選して全5巻に収録し、併せて19世紀半ばから1950年代に至るまでの短編推理小説の歴史的展望を読者に提供する。さらに6巻では、5巻までに取り上げられなかったシムノン、チャンドラー、ケメルマン、イネスなど名だたる作家の名作を拾遺し、歴史的名アンソロジーの補完を試みている。

『英国クリスマス幽霊譚傑作集』

　ヴィクトリア朝期に『クリスマス・キャロル』がベストセラーとなって以降、定番となった聖夜怪談。幽霊をこよなく愛するイギリスで生まれた佳品を、数々の怪奇幻想小説を紹介する翻訳家が精選する。陰鬱な田舎で休暇を過ごすことになった男が老朽船で体験する恐怖の一夜「幽霊廃船のクリスマス・イヴ」など、知られざる傑作から愛すべき怪作まで、13篇中12篇を本邦初訳で贈る。

『SFマンガ傑作選』

　手塚治虫、松本零士、筒井康隆、萩尾望都、石ノ森章太郎、諸星大二郎、竹宮惠子、山田ミネコ、横山光輝、佐藤史生、佐々木淳子、高橋葉介、水樹和佳子、星野之宣……1970年代の作品を中心に14編を収めた、傑作SFマンガアンソロジー！　編者による各作品解説と、巻末のSFマンガ史概説も充実。