『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』公開前に知っておきたい「怪盗キッド」黒羽快斗の3つのポイント
大人気推理漫画『名探偵コナン』の劇場版最新作が、4月12日より公開予定。解禁された各映像の中で話題になったのは、特報で映し出された「黒羽快斗」の姿だ。彼は同じく青山剛昌が手がける不定期連載作品『まじっく快斗』に登場する怪盗キッドの本来の姿であるが、過去の劇場版では黒羽快斗として登場したことはなかった。そのため今作では、ついに『名探偵コナン』と『まじっく快斗』の世界が交わるのではないかと期待が高まっている。
本稿では、劇場版 『名探偵コナン 100万ドルの五稜星 』公開前に、『まじっく快斗』の黒羽快斗について知っておくべき3つのことをおさらいしていきたい。
怪盗キッドは二代目
黒羽快斗扮する怪盗キッドは二代目。初代は彼の父・黒羽盗一である。一時は死んだと噂されていた怪盗キッドが、8年ぶりに姿を現す。そのニュースを見た快斗は、盗一が亡くなった年と一致することに気づいたのだ。「いかなるときにもポーカーフェイスを忘れるな」という父の教えを思い出していると、偶然にも盗一の隠し部屋にたどり着く。部屋の中で発見したのは、怪盗キッドがいつも身につけているマントとシルクハット。父の正体を探るため、快斗はマントとシルクハットに身を包み、8年ぶりに現れた”偽”キッドに会いに行く。
実はこの時現れた偽の怪盗キッドは、快斗のかつての付き人・寺井黄之助だった。寺井から父の正体が怪盗キッドであること、泥棒であることを聞いた快斗は、何かを決心したように自らを「怪盗キッドだ」と名乗る。かくして、世間を騒がす二代目怪盗キッドが誕生したのである。
母も名の知れた元怪盗
登場回数の少ない快斗の母・黒羽千影。彼女は、女二十面相と謳われた怪盗淑女ファントム・レディとして活躍していた過去を持つ。
すでに18年前に引退してはいるものの、現役時代は警察官を恐怖で失神させ、部屋中にはびこるセンサーも軽く突破してみせるほどの大怪盗だった。このとき出会った黒羽盗一に「私ならもっとエレガントな手段で彼らを夢の世界に誘いますがね…」と言われたことからもわかる通り、少々破天荒な性格のよう。盗みを働いていた組織から利用価値がなくなったと首を切られ、ピンチに陥ったところを盗一に助けられることに。その際、盗一にプロポーズされ、盗みから足を洗う。
快斗のことは「私腹を肥やしている奴らを懲らしめてほしい」と自ら証拠品を送りつけるほど頼りにしているようす。快斗の優れた身体能力は、母の千影から受け継いだものなのかもしれない。