アニメ化迫る『ダンダダン』 霊媒師の祖母を持つヒロイン・モモの“キャラ”と“実家”のアクが強すぎる
『少年ジャンプ+』で連載中、10月からはTVアニメの放映も決定している『ダンダダン』。ヒロイン・モモは、祖母が霊媒師で超能力が使えたり、高倉健が好みのタイプだったりと、実はかなりの強烈なバックグラウンドと設定を持つのキャラだ。本稿では、そんな独特すぎるヒロイン、モモの魅力を掘り下げたい。
高倉健が理想の男!? 彼氏や宇宙人にも蹴りを入れるバリバリの武闘派
モモの独特すぎるキャラは、まずコミック1話冒頭の彼氏との別れ話のやりとりから始まる。モモの彼氏は、典型的なダメンズだ。ある日彼女に金を貸すようたかりにきて、「貸さないならデートは無し」と言い出す。次の瞬間、彼氏の顔に蹴りを入れようとするモモ。彼氏が寸前で止めると今度は「一発殴られろ‼︎」と拳が飛ぶ。結局、彼氏からは返り討ちに遭ってしまうのだが、彼のセリフから時間を置かずの俊敏な身のこなしはとても普通の女子高生ではない。
また、モモの見事な戦闘力の強さは、その後の回でも発揮される。UFOオタクの少年オカルンこと高倉健と、互いに指定した心霊スポット、UFOスポットで幽霊や宇宙人に遭遇し戦う事になるのだが、宇宙人たちに捕まって拘束されてしまったモモは、超能力を発動し拘束具を破壊。自由になった途端、宇宙人に見事な蹴りをクリーンヒットさせるのだ。ルックスは普通の女子高生ながら、彼氏にも宇宙人(UMAというべきか)にも迷わず蹴りを入れる、実はバリバリの武闘派というギャップがすごい。
さらに、濃すぎるのが好みのタイプ。蹴りをいれたダメンズ彼氏と付き合った理由は「高倉健」似だったから。また、オタク少年が「オカルン」というあだ名になったのも、モモが高倉健と最初に知った時に「ヤダ‼︎絶対認めない」「あんたの名前禁止!」と言って決めたものだ。
今どきの女子高生ながら、武闘派な上に、高倉健に異様にこだわる、モモはそんなクセ強キャラクターなのだ。