『地獄先生ぬ~べ~』原作者・真倉翔、最新刊の”異世界転生”モノに溢れる“ぬ~べ~”感にファン歓喜

『地獄先生ぬ~べ~』真倉翔、”異世界転生”の最新刊

  9月19日、『地獄先生ぬ~べ~(以下、ぬ~べ~)』の原作を担当した真倉翔が、初めて手掛ける異世界転生漫画『異世界大富豪勇者様!〜倒した敵が金塊になったのでカネの力で無双します〜』の第2巻が発売された。原作を真倉が手掛け、漫画はあざらし県が担当する。『ぬ~べ~』の公式Xで発表された。

  本作は、『地獄先生ぬ~べ~』の原作者、真倉が送る正統派の「チート勇者」冒険譚。主人公は脇見運転をしていたトラックに轢かれ、異世界に転生し、レベル1の貧民としての人生が始まる。雑魚キャラのスライムを倒してレベル上げを試みるものの、まったく歯が立たない。ここまでは定番の異世界転生もののオープニングだが、主人公はその後、倒した敵がそのまま金塊になるという「換金」スキルを手にしたことを知る。

  かくして、主人公・ゼニスはこの世界で唯一の「換金」のスキルを武器に、最弱の貧民から最強の救世主へと成り上がっていく。そして、努力しない反則勇者がカネの力で異世界を救う――というストーリーだ。第2巻ではゼニスが人間、ドワーフ、ダークエルフなどの個性溢れる美女たちとともに続ける旅が、新たな局面へと展開していく。

  なお、第1話から登場する女の子がとにかくかわいく、胸を強調したデザインなどは『ぬ~べ~』の某キャラや某キャラをどこか彷彿とさせるものがあるが、なんと第2巻にはちょっとHな描き下ろしおまけイラストも収録されているとのこと。『ぬ~べ~』の時代からお馴染みのお色気シーンやイラストは健在だ。

  さて、ご存知、『ぬ~べ~』は1993年に連載が開始された90年代の「週刊少年ジャンプ」を代表するヒット作である。鬼の手をもつ学校教師の鵺野鳴介(ぬ~べ~)が、子どもたちを守るために悪霊と戦う少年漫画で、連載中にアニメ化もされて大人気となった真倉の代表作だ。

  本作のヒットによって、真倉は原作者としての知名度が高いが、『ぬ~べ~』の連載開始前は漫画家としても活動している。1990年に「週刊少年ジャンプ」で『天外君の華麗なる悩み』でデビューし、その後、原作者へと転向している。漫画家が原作者へと転向した例は、近年では『【推しの子】』がヒットしている赤坂アカが有名である。真倉が『ぬ~べ~』の単行本のコメントでも語っていたが、ファンにサインを求められた際にぬ~べ~の絵を描いたところ、作画の岡野剛と若干違うテイストになってしまい、本人も戸惑うこともあったようだ。

  真倉は岡野とコンビを組むことが多く、『ぬ~べ~』連載終了後も『ツリッキーズピン太郎』や『霊媒師いずな』などを手掛けているが、今回は岡野以外の漫画家とタッグを組んで真倉ワールドを展開している。ぜひ、『ぬ~べ~』ファンも手に取っていただきたい。

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