『ガンダム 水星の魔女』第23話で展開された最高クラスのアクションと残された謎ーー最終話までハラハラ感が続く

 そう思って確認してみると、第12話のプラントクエタでプロスペラが発砲した際にも、プロスペラの拳銃からは薬莢は飛んでいなかった。一方で、同じ12話で地球側のテロリストが持っていたライフルからは薬莢が飛んでおり、地球から持ち込んだ銃は低重力下での使用を前提としていないものであることがわかる。銃器類に関しても細かい描き分けがあったんですね……。最終話目前で気がつくとは、なんとも情けない限りである。

 というわけで、『水星の魔女』のアクションシーンの出来の良さを思い知らされた感のある今回。いよいよ大詰めながら、ここに及んでもなお「クワイエット・ゼロのデータストームが弱まったのは、何が影響したせいなのか」という謎が残った。いきなり出てきた「なんかすごいソーラ・レイみたいなやつ」もどうなるのかわからないし、最終話までハラハラしながら見ることになりそうである。

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