【ライトノベル最新動向】4月は下心くすぐる作品が続々!? 石川博品による待望の新刊も

【ラノベ最新動向】下心くすぐる作品が続々

 MF文庫Jで鵜飼有志が展開している、少女たちが大金を得ようと生き残りをかけたゲームに参加するストーリーのシリーズにも、4月25日に最新刊『死亡遊戯で飯を食う。3』が登場。ゲームを99回生き延びることを目的に挑み続ける幽鬼が参加した44回目のゲームで、因縁の殺人鬼との戦いが繰り広げられる。大勢の死を目にして死を厭う真っ当な感覚が麻痺してくる中から、改めて生きることの意味を考えたくなる。そんなシリーズだ。

 後宮を舞台に恋と事件が繰り広げられる作品に新シリーズが加わる。富士見L文庫から4月14日刊行のあかこ『後宮の忘却妃―輪廻の華は官女となりて返り咲く―』。幼い公主と共に埋められて死んだ汪国の妃、玲秋だったが、気がつくと2年の時を戻っていて、そこで自分たちを殺した第三皇子の紫釉と出会う。未来は変わるのかそれとも。先が気になるシリーズとなりそうだ。

 集英社オレンジ文庫から4月19日刊行の後白河安寿『金襴国の璃璃 奪われた姫王』も中華風の宮廷が舞台。平穏な日常を送っていた金襴国の姫の璃璃は、父王と王太子の兄を病で失い、幼い頃に決められた婚約者の翠璋と結婚したものの、翠璋にはめられ兄殺しの罪を着せられる。従者と逃げた璃璃は謀略を暴いて国を取り戻そうとする。過酷な状況からのリベンジストーリーを楽しみたい。

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