「4コマ漫画」の見えない1コマ、プロ漫画家なら予測して描ける? 慎本真氏の検証動画がユニーク
プロ漫画家としてのアイデア力が垣間見えるーー。そんな検証動画がYouTube上にアップされた。
動画を公開したのはユニークな実験動画を撮影することに定評のある、漫画家の慎本真(しんもと・しん)氏。慎本氏は「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」でゲスト講師を務めるなど、技術を伝えることに長けた作家だ。チャンネル登録者数が50万を超えるYouTubeでは、家族やアシスタントも出演するアットホームな動画を届け、初心者にもわかりやすいイラストや漫画の描き方を伝えている。
8月6日に公開された「プロ歴13年の漫画家なら『4コマ漫画』の見えない部分も妄想で描けるの?【プロ漫画家イラスト漫画教室】」と題した動画では、基本的に「起承転結」で構成されている4コマ漫画の1コマが欠けていても、しっかりと補完してストーリーを完結させることができるのか、慎本氏が挑戦した。つまり、最後のコマが欠けていたら、1~3コマの流れを汲み取った上で、オチを作らなくてはならない。
まず慎本氏はアシスタントのエスくんが作った3コマ漫画のオチ(4コマ目)を作ることに。エスくんは犬がどんどん人の姿になっていき、最後は擬人化された犬がオチになるという4コマ漫画を作っていたようだが、慎本氏もしっかりとその4コマ目を用意し、見事読みを的中させていた。
続いては同じくアシスタントを務めるさいとう氏が用意した作品を完成させることに。さいとう氏は留学先での実話を4コマ漫画に仕上げていたが、あまりにも突飛な経験を描いていたため、慎本氏は予想を的中させることはできなかった。
とはいえ、慎本氏が物語の前後を受けて、想像力を働かせている様は、ファンにとってたまらない姿ではないだろうか。相変わらず3人の良い意味でのわちゃわちゃとしたやり取りも楽しむことができ、視聴者からは「みんな仲良くて微笑ましいですwww こっちまで楽しくなります!」といった声が寄せられている。
漫画好きの視聴者にとっても思考を巡らす良いきっかけになるだろう。内容が気になる人はぜひ、動画をチェックしてみよう。