8歳の少女が描いた一見上手なイラストをプロが添削すると? 優しい口調で伝えるプロ漫画家の姿に視聴者もほっこり

 各種アプリやウェブサービス、SNS等の隆盛により、漫画やイラストを発表する場が急増し、ウェブ発の人気作品も多く登場するようになった昨今。プロを目指し、ステップアップしたいと考えるクリエイターも増えていると思われるが、そんな“漫画家/イラストレーターの卵”の悩みに応える「添削動画」が人気を博している。

 なかでもYouTubeで15万人を超えるチャンネル登録者を抱え、注目を集めているのが、元週刊少年漫画誌の連載作家・ペガサスハイド氏だ。応募者のスタイルや長所に寄り添い、的確かつ愛のある添削が行われるため、クリエイターを目指していない視聴者からも人気が高い。普段は視聴者から寄せられた一見上手なイラストや漫画に対し、自身で手を入れながらポイントを解説し、“ビフォー・アフター”を見せるのが恒例だ。

 7月16日には「【イラスト添削85】8歳天才少女 一見上手なイラストもプロが見れば…?」と題した動画が公開された。タイトルの通り、イラストを送ってきたのは「みーちゃんさん」という8歳の少女。すでに「プロのイラストレーターを目指しています」という。

【イラスト添削85】8歳天才少女 一見上手なイラストもプロが見れば…?

 今回、みーちゃんさんはかわいらしいお姫様のイラストを描いた。これを受けハイド氏は「とてもかわいらしいお姫様が描かれています。お姫様が描いたことがすぐ伝わってくるので、それが素晴らしい点ですね」とコメント。確かにみーちゃんさんの絵を見ると、お姫様が身に纏っているであろうアイテムがそこかしこに確認できる。細かな部分にも気を使いながら描いているということだろう。

 その上で始まった添削作業。ハイド氏は目の中で表現されていた“ハート”をより見る人に伝えやすくするために、大きく描き目立たせた。元々、黒目部分には何も手が加えられていなかったので、しっかりと黒く塗り、ハートの部分とのコントラストも際立たせた。

 ほかにもワンポイントとなるリボンを大きく描き、かわいらしさを強調。全体的に左右対象感や線の太さを整えることでバランスも良くした。みーちゃんさんの個性を大事にしつつ、一気に魅力的なキャラクターに進化させるテクニックは流石。

 また今回の動画で印象的だったのはハイド氏の語り口調がより穏やかになっていた点だろう。細かなレクチャーを行いつつも、8歳という年齢をおそらく意識しながら語りかける様子は見ていてほっこりする。視聴者からも「8歳相手にもきちんと作品に敬意を払う姿勢がとても好きです!」といったコメントが寄せられていた。

 どんな映像だったか気になる人はぜひ、ペガサスハイド氏のチャンネルをチェックしてみよう。

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