【漫画】両津勘吉、銭形幸一、佐藤美和子……時代を超えて愛される警察官たち
漫画や映画で安定した人気を誇る刑事物。警察官が犯罪者を追い、逮捕するというストーリーは日本人の心をくすぐるようだ。今回はそのような警察官が登場する漫画の中でも、特に印象的な警察官を紹介していきたい。
こち亀 両津勘吉
漫画に登場する警察官のなかで最も知名度が高く、愛されているのは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公、両津勘吉ではないだろうか。
どのような犯罪者にも勇敢に立ち向かう姿から「ガラガラヘビの両津」と呼ばれ、交番勤務から刑事課に移動した過去も。南部刑事の殉職により志願して交番に戻ったが、検挙の腕は確かなものがある。
交番業務でもさまざまな事件に対応し、区民から「両さん」と愛されている。問題行動が多いのが玉にキズではあるが、警察官としては超一流といえよう。
ルパン三世 銭形幸一
『ルパン三世』でルパンを追い、世界を股にかける銭形警部。アニメ版ではルパン相手にドジを踏み痛い目に遭うことも多い彼だが、それでもインターポールの捜査官に採用されるなどその執念と能力は高く評価されていた。
原作版では超敏腕刑事として描かれており、ルパンが仕掛けたトラップを見抜くこともしばしば。また射撃の能力にも優れ、あの次元大介とガンファイトを繰り広げ、先に手を撃ち抜くシーンもあった。犯人逮捕にかける執念なら、銭形の右に出るものはいないはずだ。
キャッツアイ 内海俊夫
北条司の人気漫画『キャッツアイ』に登場した内海俊夫だ。怪盗「キャッツアイ」逮捕のため、特捜班の主任となり、執念を燃やすが、あと一歩で逃げられてしまう役回りだった。
また、彼は自身が逮捕に執念を燃やすキャッツアイのメンバーである来生瞳とその事実を知らずに交際。刑事と怪盗が恋愛をするという奇妙な関係が続けられていた。徐々に疑いを持ち始め、悩む描写も見られた。
どちらかといえばドジな部分がクローズアップされていた俊夫だが、「清い体を守る」という約束から瞳とはキスすらしていないという律儀さも持っていた。