【漫画メシ】冷やし中華にマヨネーズはアリ? グルメ漫画に学ぶ、多彩なメニュー

【漫画メシ】冷やし中華編

海原雄山の冷やし中華

 『美味しんぼ』の特徴的なエピソードの一つとして語られているのが、冷やし中華への評価だろう。

 山岡士郎、海原雄山ともに冷やし中華を毛嫌いし、雄山に至っては女性記者から名前を間違えられたことで機嫌が悪くなっていたこともあってか、冷やし中華について質問されると雄山は「あんなものは中華料理ではない」、「下等なもの」と大激怒する。ところがそこで毛嫌いしていたはずの山岡が「新しい食べ物を理解しようとしていない」、「美味しい冷やし中華を食べさせる」と啖呵を切る。

 山岡は岡星や王の助言を受けながら、中華麺と中国産の酢、そして国産の醤油、みりん、酒などを使ったスープ、きゅうりとおマチばっちゃんからもらった鶏肉などを乗せた冷やし中華を出す。

 同席した人物が「おいしい」というなか、雄山は一人ダメ出しをして、自らも冷やし中華を作ってみせる。味に大差が出るとは思えなかったが、調味料をすべて中国のものにしたことで、味の差が歴然。山岡は敗北を認めるしかなくなってしまった。

 雄山が使った中国産の調味料は具体的に明かされなかったため再現したという人はあまりいない様子だ。ぜひ、レシピを公開してほしいものである。

冷やし中華にマヨネーズ

 『八十亀かんさつにっき』の作者である安藤正基氏が、Twitterに漫画を投稿したことでも話題になった「冷やし中華にマヨネーズをかけるか」という問題。

 東海や関西では冷やし中華にマヨネーズをかけることが一般的になっているそうだが、他の地域ではあまりみられないとのこと。漫画によると、マヨネーズがけ冷やし中華の元祖は、東海地方を中心に絶大な人気を持つスガキヤなのだという。

 ネット上でも「冷やし中華にマヨネーズをかける、かけない」は議論になっていて「かけないのはありえない」、「かけてしまうと冷やし中華として成立しない」などの声がある。

【衝撃】冷やし中華にマヨネーズかける日本人は2割しかいないらしい

 作り方が簡単であるがゆえに、豊富なバリエーションを持つ冷やし中華。暑さがましてきた昨今、好きな漫画のメニューを再現してみたり、オリジナルなメニューを開発してみてはいかがだろう。

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