世界を魅了するwebtoon『先輩はおとこのこ』はどう生まれた? 作者・ぽむ先生インタビュー

『先輩はおとこのこ』ぽむ先生インタビュー

次回作は、思いきりアイデアを発揮できるファンタジーを!

――『先輩はおとこのこ』が完結し、まだまだ試したいアイデアもあると聞いて、楽しみになるのは次回作なのですが……。

ぽむ:『先輩はおとこのこ』は日常系だったので、いろいろと制約があって試せなかったアイデアもあるので、次はファンタジーものを描きたいなって思っています。もう何でも自由にできる世界を描きたくて。とはいえ、そんなたいそうなことができるかはわからないですけど(笑)。

――具体的には動き始めていらっしゃるんですか?

ぽむ:そうですね。連載が昨年の12月末で終わることが決まっていたので、「終わったら次は何描こう」と、ずっと考えていて。『先輩はおとこのこ』で、できなかったこととか、反省していることを、次につなげたいなと考えて、今回はちゃんと脚本やストーリーを詰めてから描き始めたいと思っています。

――では、描きながら繋ぎ合わせていった『先輩はおとこのこ』とは異なる制作手法になるわけですね?

ぽむ:はい、きちんと結末まで考えて。そのほうがたぶんもっとスムーズに描き進められるんじゃないかなと。本当にラストどうしようか考えるのが大変だったので(笑)。実は、全然違うラストを考えていたんですよ。例えば、「何年後……」みたいな感じにしようかなって。でも60話くらいで「描きたいこと、それじゃない」って気づいて。そこから、どうしたらいいか本当に悩んで。なんとか最後の最後で着地したっていう。

――あとがきにも「大変だった」と書かれていたのは、そこだったんですね。

ぽむ:「キャラクターをちゃんと作っていったら、お話は勝手に動くよ」と以前教えてもらったことがあるんです。なので、もうまことくんと咲ちゃん、りゅーじくんが答えを導いてくれるみたいな感じで描いていきました。

――マンガ家の先生にインタビューすると「この子がこんなこと言う?」みたいな現象が起きるとおっしゃっているのをお聞きするんですが、『先輩はおとこのこ』ではありましたか?

ぽむ:「降ってくる」みたいなやつですよね。それが、本当に行き当たりばったり過ぎてなかったんですよ(笑)。次こそは、降らせられるように頑張ります!

『先輩はおとこのこ』作品紹介

『先輩はおとこのこ』
作者  : ぽむ
URL  : https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0000602

可愛いものが大好きな男の娘・花岡まことは、ある日後輩の女子・咲に「まことを女子だと勘違いしたまま」告白される。まことは自身が女性ではなく男性だと告げ、さらに「過去に好きな人ができたことがない」と告白を拒否して謝罪する。しかし、男の娘という事実に対し咲は「男女両方の先輩が楽しめる」と喜んでしまい、さらには「先輩の初恋の人になってみせます」と、まことを振り返らせる宣言を告げるのだった。

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