世界一のIT起業家に、おれはなる! 『ONE PIECE』に夢をもらったインド人男性、尾田先生の手紙に感激
いまや“国民的コミック”という枠組みを飛び越え、日本が世界に誇るエンターテインメント作品となった『ONE PIECE』。2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されており、現在、全世界累計発行部数は4億9千万部を超え、57以上の国と地域で発売されている。
そんななかで、1月10日にTBS系で放送された特番『さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかSP 2022』に、『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎先生に感謝を伝えたいというインド人男性が登場した。
『ONE PIECE』に人生を変えられたと語るのは、スニーカル・セツールさん(29歳 / 愛称:スリカさん)。1992年にインド南部で生まれたスリカさんは、現GoogleのCEO、サンダー・ピチャイ氏も輩出した、世界3大難関といわれるインド工科大学に現役合格した秀才だ。しかし大きな目標だった大学入学を果たした後、「この先何を目指せばいいのか……」と悩んでしまったという。そんななかで出会ったのが『ONE PIECE』だった。
海賊王になるという夢をひたすら追いかける主人公、モンキー・D・ルフィの姿に心を打たれ、スリカさんは再び夢を持つことができたのだという。その夢はGoogleやAppleにも負けないような「世界一のIT企業家になること」。そして夢の恩人である尾田先生に感謝を伝えたいという一心で、日本から自分の冒険を始めることを決意し、来日したそうだ。
そんなスリカさんは番組内で『ONE PIECE』が発行されている集英社を訪れた。赤髪のシャンクスとルフィの名シーンが描かれた原画を見せてもらうと、スリカさんはまるで少年のような表情に。感激のあまり涙を流す場面もあり、思い入れの強さが伝わってくる。