自分を好きになってあげられる自分に……漫画『メンタル強め美女白川さん』が挫けそうな時に効く!

挫けそうな時に効く漫画『白川さん』

 8月に第2巻が発売された『メンタル強め美女白川さん』(獅子・作)。主人公の「白川さん」のモットーは「私は私 可愛く強く」。営業事務の25歳。人目を惹く容姿だということもあり、ひがまれたり、マウントを取られたり、時には嫌がらせをされたり。それでもマイペースに日々を過ごしている。そんな彼女の物語だ。

メンタル強め、というより、立ち直る方法を知っている

 悪口を言われたら落ち込む。いやがらせをされたら、悲しい気持ちにだってなる。それは白川さんも一緒だ。

「この世にはうっかり受け取ってしまいそうになる 悪意やストレスがいっぱい
でもね そんなもので自分の中を満たすなんてもったいない」

 99の褒め言葉より、1の悪口のほうが頭に残ってしまう。1の悪口ばかりを考えてしまい、心の中も頭の中もネガティブなことばかりになってしまい、99の誉め言葉を忘れてしまう。そんな時がある。でも白川さんは「1の悪口」を「ポジティブな1」に脳内変換する術を持っている。

 たとえば、「部長にチヤホヤされて調子乗っている」と言われたら、白川さんの脳内では「私だって仕事頑張ってるのに上司がちゃんと評価してくれない!」になるのだ。会話に齟齬が出るほどの変換だとまずいが、自分が落ち込まないための術ならこれは見習いたいところ。

 そもそも、褒められると謙遜して調子に乗らないように気をつけるのに、悪口はそのまま受け取ってしまう。人間とはしんどい生き物だ。

自分の機嫌は自分でとる

 「自分の機嫌は自分でとる」とはSNSでも見かけたフレーズだが、白川さんは徹底している。自分がどうすれば機嫌がよくなるのか、これまでの人生の経験値からきちんと弾き出している。

 日々、なんとなく過ごしていても、私たちには「ご機嫌になるとき」と、「不機嫌になるとき」がある。白川さんは、ご機嫌になるアイテムとテクニックを常に装備している。考えてみれば、自分を傷つけた人がご機嫌を取ってくれるはずがないし、ほかの誰かに慰めてもらったとしても、「でもあの人はああ言っていたし」とやはり落ち込んでしまう。自分でどうにかするのが一番手取り早いのだ。

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