『アオのハコ』恋愛×部活で描く“ジャンプの新風” ピュアが満載のこんな漫画を待っていた

こんなピュア漫画待ってた『アオのハコ』

 「週刊少年ジャンプ」で連載中の三浦糀による『アオのハコ』第1巻が8月4日に発売された。

 舞台となるのは中高一貫スポーツ強豪校、栄明学園。男子バドミントン部に所属している猪股大喜は、ひとつ年上の女子バスケットボール部の鹿野千夏に片想い中だ。とは言え、毎日、朝練で一緒になるぐらいで特に接点はない。憧れか、恋なのか。

 バドミントン部の同期、笠原も「そもそも付き合うのもムリだろ」と冷たい。バスケの実力もあり、人柄もスター性も備えた千夏と大喜ではレベルが違いすぎる。「千夏先輩はシード校でお前は一回戦敗退」と運動部ならではの例えでぴしゃり。

 それじゃあまずは名前を覚えてもらうことから……と地道に憧れの千夏に近づいていた大喜だったが、進級した春、2人の距離が大きく変わる出来事が起きる。

まさかの同居ハプニングから始まる物語

 ちょっとずつ距離を縮めていけたら、と思っていた矢先、ある朝起きたら千夏が自宅にいる。そんなミラクルに大喜の顔色が変わる。大喜の母と千夏の母は高校時代バスケット部でチームメイトだったのだ。更には千夏の両親が海外へ行くことになり、その間、大喜の家で暮らすことになったのである。それも短期ではない。約2年。高校生の2年は、長い。

 ついこの前まで名前を覚えてもらって喜んでいたぐらいなのに、私服を見ることができ、大喜の母と台所に立ち、風呂上りで部屋着姿も見れてしまう。今週のジャンプだってすぐに貸し借りできる距離。男子高校生には刺激が強すぎる!

 なるほど、同居から恋に発展しドタバタのラブストーリー……かと思いきや、『アオのハコ』は「青春部活ラブストーリー」なのである。

それぞれの中心は「部活」

 千夏が日本に残った理由は、インターハイ出場を目指しているからだ。大喜としては、そんな決意をした千夏に想いを伝えられるはずがない。なにせ、1回戦敗退組だからである。ならばと自分もバドミントンでインターハイを目指すことを決意。もちろん、現状では無理だ。実力も足りない。けれど大喜は笑顔でこう言う。

「目指すのは自由だろ」

 まぶしい! そもそも、大喜が千夏を好きになったきっかけも部活だった。中学最後の試合の日の翌日、千夏はひとり体育館でシュート練習をしていた。涙をこぼしながら。

「よっぽど悔しかったんだろうなぁ
そんなに悔しがれるぐらい頑張ったんだろうなぁって思うと
俺もそのくらい頑張れたらって」

 好きになったきっかけは部活に打ち込んでいる姿だった。そして、その姿を見たから自分もがんばろうと思えたのだ。

 ピュアである。雑念がはいるたびに腹筋30回をしよう、と決意するところもピュアである。さらに千夏のほうも大喜に対しては好感を持っているようで……。これは近いうちに両片思いとなるのでは? なったとしたら、くっつきそうでくっつかない、もどかしいところが見たい……!



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