モーニング娘。'20 石田亜佑美、風になびくポニーテールと笑顔 1st写真集に溢れる「だーいし感」を堪能
16歳のリアルと表現力
写真集発売当時、石田亜佑美は16歳。リアルな16歳の制服姿をたくさん見られるのも、写真集『石田亜佑美』の素敵なところ。
写真集を開くと、まず出てくるのが制服姿で階段を下りるシーンだ。開いてすぐに本人の顔ではなく後ろ姿、しかもブレているというのは今まで見たことがない構成。動く石田を追いかけながらそのまま撮ったようなカットは、ちょっとしたストーカーのよう。これから石田を追いかけて、覗き見していくんだ……と、高揚感が味わえる。
制服姿で線路の中を見つめる表情は、どこか切なげ。しかし次の瞬間は笑顔で線路を渡る。コロコロと変わる表情は見ていて飽きがこない。
顔の角度や口角の上げ方、歯を見せた笑顔か、見せない笑顔か。少し変化をつけるだけですごく印象が変わる。清楚に見えたり、すごく元気そうに見えたり、ちょっとクールそうに見えたり。
シチュエーションにハマる能力、監督からの要求に応える能力が高いのかもしれない。シーンとヘアメイクが少し変わるだけで別人のような印象を与えるのは、石田亜佑美だからこそできる芸当だ。
石田亜佑美のファースト写真集「石田亜佑美」。単純にかわいいだけではなく、コロコロと変わる表情、表現力、そしてだーいし感も味わえる写真集だ。大人になっている石田を知っているからこそ楽しめる部分もあり、昔の石田を知らなくても、この写真集から数年後にもまた写真集が発売されているので、成長記録としても楽しめる。アイドルは、昔に追えていなくても後追いで成長を見られるのが本当に素晴らしいと思う。
ぜひ、石田の成長の後追いをしてみてはいかがだろうか。
■真緒
ハロプロ好きのフリーライター。振りコピ系のオタクです。顔が整っていて歌がうまくて中身変な人を推しがち。
■書籍情報
石田亜佑美1st写真集『石田亜佑美』
写真:中山雅文
定価:2200円(税込/電子版)
出版社:ワニブックス
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