NMB48卒業から1年、内木志の初写真集は「ぽちゃぽちゃですね(笑)」 故郷・滋賀県での撮影秘話を明かす
内木志にとって初の写真集『こころまち』(双葉社)が発売された。
彼女の故郷・滋賀県がロケーションに選ばれた本作は、琵琶湖、近江鉄道といった県の名所のほか、実家である内木家でも撮影された思い出の詰まった作品。NMB48卒業から1年。今も変わらぬほんわかとした雰囲気をパッケージしながら、ホテルで撮られたカットでは内木自身も見たことのない色っぽい表情が映し出されている。
写真集撮影時のエピソードはもちろん、NMB48卒業から現在の事務所に所属して1年が経った彼女の今に迫った。(渡辺彰浩)【インタビュー最後にプレゼント企画あり】
ロケーション場所は「内木家」
――4月に初めてのカレンダー、7月に初のフォトブック、そして9月に1st写真集が発売と絶好調ですね。
内木志:まさか写真集を出せるとは思っていませんでした。NMB48を卒業して1年後に出すことが決まってびっくりしました。
――タイトルは『こころまち』と。
内木:滋賀県出身なので私の“まち”と、ファンのみなさんに私のいろんな姿を見て欲しい、待っていて欲しいということで『こころまち』にしました。
――故郷での撮影だったんですね。
内木:NMB48にいた去年までは滋賀から大阪に通っていて、卒業してからは上京したので、実家に帰るのも久しぶりでした。
――写真集には実家でのカットもあります。風情を感じさせますね。
内木:建てて50年ぐらいです。実家での撮影は初めてだったので、おばあちゃんが楽しみに見守ってくれていました。扇風機にあたってスイカを食べて、昭和感のあるカットですね。
――何人家族ですか?
内木:お母さん、お父さん、お姉ちゃん、私、おばあちゃんの5人家族です。私とお姉ちゃんは東京で一緒に暮らしています。
――家族が見ている中での撮影というのは、なかなかないシチュエーションですよね。
内木:おばあちゃんが嬉しそうに見ていて、そっちの方向ばっかり見ちゃいました。おばあちゃんも写り込みそうになっていて、カメラマンさんに「ちょっとすみません! 写ってます!」って言われてました(笑)。
――近所の方も見守ってくれていたんですね。
内木:近所に住んでいるおばあちゃんの友達も来てくれました。「ここちゃん成長したな」って喜んで見てくれていましたね。
――クレジットには、ロケーションの箇所に「内木家」とあります。
内木:「Special Thanks:内木家」(笑)。そこはお姉ちゃんも笑っていました。
――写真集でのお気に入りのカットは?
内木:琵琶湖でカヌーに乗ったカットですね。ロケの初日だったんですけど、カヌーから落ちないようにカメラマンさんと一緒に支えあっていたんですよ。そこでカメラマンさんと仲良くなれたので、このショットは自然になれているなと思います。
――彼女感のあるショットですね。
内木:もし落ちたらカメラがヤバイじゃないですか。だから、マネージャーさんから「落ちるなよ!」って言われていたんですけど、それがフリのように聞こえて「これ、落ちなあかんのか?」と思っていました(笑)。
――さすがNMB48の卒業生です(笑)。琵琶湖にはよく行っていたんですか?
内木:琵琶湖は小学校の時に、いとことおじいちゃんとしじみ狩りに行っていました。しじみが足で取れるんですよ。ボコボコって。だけど、貝類はあんまり好きじゃないので食べたことはなかったです(笑)。取るだけで楽しかったですね。
――近江鉄道でも撮影されています。
内木:高校生以来に久しぶりに乗りました。鉄道が好きな方には有名で撮りに来る方が多いらしいです。
――ほかにはどんな場所で?
内木:廃校になった小学校では制服を着て撮りました。野球場は雨だったんでグラウンドには出れていないんですけどマネージャー風の衣装で。高校が、野球の強い則本(昂大)投手の母校だったので野球女子になってみました。
――グローブを付けたのは初めてですか?
内木:NMB48の時にイベントでプロ野球選手のボール拾いをやりました。その前は、小学生以来ですね。
――球技は得意なんですか?
内木:全然。バスケとかも苦手です……(笑)。
――あの「サラダパン」を食べているカットがありますね。
内木:滋賀県のご当地パンです。たくあんとマヨネーズが入っていて美味しいんですよ。
――写真集には大人っぽい水着とランジェリーでのショットもあります。
内木:表紙もそうですが、ランジェリー姿は今回が初めてでした。ホテルで撮った写真は、お尻がスケスケで攻めていますね。飛び跳ねながら撮った髪の毛に動きのあるショットだったり、ライトが反射しているカットだったり、どうやって撮ったんやろうと思ってもらえるようなクールな写真もあります。
――撮影に向けてのトレーニングなどは?
内木:やってないんです。ぽちゃぽちゃですね(笑)。
――撮影にあたって、内木さんからリクエストしたことはありましたか?
内木:レースの衣装は、却下になっていたんですけど、「女子受けもあるし可愛いので着たいです!」って言って着させてもらいました。上に着ている衣装が派手なので滋賀の緑の風景に映えるかなと思って。ポニーテールは、昔からやっていら髪型でファンの方もイメージがあると思うので、括ってるシーンが多いかもしれないです。
――全体での撮影期間は?
内木:3日間でした。人見知りで緊張しいなので。小学校や実家での撮影は最終日でした。その日だけ晴れてくれて、最後のページにある綺麗な夕焼けも撮れて。いい天気で本当によかったです。
――よく見るとカヌーが濡れていますもんね。
内木:私、雨女なので。琵琶湖では途中からポツポツ降ってきて、カヌーに乗った時には、けっこう降っていました。それで野球場に行っても降ってるという感じでしたね。
――改めて『こころまち』はどんな写真集になりましたか?
内木:今の素の自分を撮っていただいた作品です。いろんな衣装と髪型の私と滋賀県が合わさっていいなと思っています。