『ゴールデンカムイ』石川啄木は正真正銘のクズだった? 実際の人物像から検証

『ゴールデンカムイ』石川啄木は正真正銘のクズだった? 実際の人物像から検証

 『ゴールデンカムイ』247話(『週刊ヤングジャンプ』2020年32号)では石川啄木が娼婦連続殺人事件の真相に迫る。しかし背後には第七師団、宇佐美の姿が……。未だ事件は未解決のため、彼もまた手柄を得ようと必死なのだ。

 出会ってはならない二人が顔を合わせてしまったが、初対面ということもあり石川啄木が土方の仲間という事実は知られていない。この出会いが吉と出るか、凶と出るか、それは神のみぞ知ることなのだろう。

石川啄木の人物像

 土方一派に加担する石川啄木だが、『ゴールデンカムイ』に登場する彼はまだ大きな活躍をしておらず、能力は未知数。挙句の果てには遊郭で白石と遊び惚けるなど残念な一面も。土方一派には牛山と啄木、なぜか女好きの男が集まりやすい傾向にあるのだが……。

 牛山との決定的な違いは、女性に対して紳士でないところ。だが実在した石川啄木という人物は、どうやら本気の”クズ”だったようだ。遊郭通いは日常茶飯事で、借金を作っては知人に無心を繰り返していたそうだ。本作の彼も女好きキャラとして描かれているが、その部分は間違っていない。借りた金を返さず女を買いに行くことがやめられなかったという。

 永倉新八に「白石とはウマが合うようだ」と言われていたが、それも思わず納得してしまう。白石もアシリパから借りた金を競馬でスッていたからだ。思想がよく似ている二人に思わず乾いた笑いが出てしまう。しかし啄木の”クズエピソード”は我々の想像を遥かに上回るもので、中でも結婚式をトンヅラしたエピソードはひどい。相手は初恋の人だったそうだが彼は現れず、妻一人で式に出席させるという鬼畜っぷり。温和そうな顔つきをしているために、そのギャップについつい驚いてしまうことだろう。

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