『ゴールデンカムイ』恨みを買う男、尾形百之助の真の目的は? アシリパへの想いを考察

『ゴールデンカムイ』恨みを買う男、尾形百之助の真の目的は? アシリパへの想いを考察

 『ゴールデンカムイ』243話(『週刊ヤングジャンプ』2020年27号)では、再び菊田と宇佐美が登場。異色の組み合わせと思われた二人、やはりお互いの距離はそう縮まらない。娼婦連続殺人事件は未解決のままだが、そのうち土方一味や杉元らが、この地へ辿り着くはず。第七師団も向かっている最中だ。札幌に血の雨が降るのも、時間の問題ではないだろうか。曲者だらけの第七師団は、菊田と宇佐美同様、決してお互いを心から信頼し合ってはいない。あくまで金塊争いに参加している“同士”であり、杉元とアシリパのような絆で結ばれていないのだ。鶴見中尉を崇拝している者が多いものの、一人一人の胸の内には、黒い感情が渦巻いているのだ。

 そんな曲者揃いの中でも、最も感情の見えづらい、「何を考えているか全く分からない」人物がいる。多方面から恨みを買いながら、圧倒的な存在感を誇る飄々とした男……。そう、“山猫”こと尾形百之助だ。

尾形百之助の本当の目的とは?

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 尾形こそ第七師団や杉元、そして読者を最も混乱させる人物ではなかろうか?

 基本的には無表情、時折浮かべるニヒルな笑みが、より尾形を分からなくさせるが、そのミステリアスさが魅力の一つなのかもしれない。 物語序盤から登場しているが、未だ金塊争いに参加する理由は不明。周りからは「(この争いを)ひっかき回したいだけかもしれない」とまで言われている。

 しかしながら尾形の行動を見ていると、ただひっかき回したいだけでここまで動くのか?と疑問を抱いてしまう。少なくとも第七師団や杉元からは強く敵対視されているために、常に命の危険とは隣り合わせ。義母兄弟や父親に愛されなかった件など、ひどく愛情に飢えた過去を持つが、ただの悪戯心でここまで出来るとは、到底思えなかった。

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