『鬼滅の刃』最強の柱・悲鳴嶼行冥の信念ーー盲目の剣士の“強さの秘密”に迫る

最強の柱・悲鳴嶼の信念

 悲鳴嶼は炭治郎と初めて対面したとき、鬼の禰豆子を連れていることから彼に無慈悲な言葉をかけていた。しかし、柱稽古での成果や刀鍛冶の里での功績から、炭治郎の信念と実力を認めたのだ。

 悲鳴嶼は悲劇的な経験から子どもに対して複雑な想いを抱きつつも、なお子どもという未来ある存在の可能性を信じている。この点から、本作の主要なテーマの一つであろう「継承」と強く結びついたキャラクターと言えよう。

 無惨との死闘も佳境に入り、悲鳴嶼はどのような活躍を見せるか。また、無惨戦の先に、悲鳴嶼は子どもたちにどう意志を継承していくのか。注目したい。

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