「新書大賞2020」第1位は岩波新書『独ソ戦』 累計12万部突破

「新書大賞2020」第1位は岩波新書『独ソ戦』 累計12万部突破

 「新書大賞2020」が行われ、岩波新書『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波書店)が第1位を獲得。受賞にともない4万部の緊急重版を実施し、累計12万部を突破した。

 「これは絶滅戦争なのだ」。ヒトラーがそう断言したとき、ドイツとソ連の血で血を洗う皆殺しの闘争が始まった。想像を絶する独ソ戦の惨禍。軍事作戦の進行を追うだけでは、この戦いが顕現させた生き地獄を見過ごすことになるだろう。歴史修正主義の歪曲を正し、現代の野蛮とも呼ぶべき戦争の本質をえぐり出した一冊だ。

 軍事史が専門の大木毅(おおき・たけし)が、欧米の最新の研究成果をふまえ、史上未曾有の凄惨な戦争の実態に迫った同書。昨年7月の発売以来、高い評価を得てきたが、このたび、過去1年間に発売されたすべての新書からNo.1をえらぶ「新書大賞」を受賞した。

歴史学者・呉座勇一による推薦の言葉

冷戦期のプロパガンダによって歪められた独ソ戦像がいまだに日本では根強く残っている。本書は明快な軍事史的叙述を軸に、独ソ両国の政治・外交・経済・世界観など多様な面からその虚像を打ち払う。露わになった実像はより凄惨なものだが、人類史上最悪の戦争に正面から向き合うことが21世紀の平和を築く礎となるだろう。

■書籍情報
『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)
著者:大木毅
発売:株式会社岩波書店
定価:本体860円+税
<発売中>
https://www.iwanami.co.jp/book/b458082.html

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「新作」の最新記事

もっとみる