堂本光一が持つ“心の宝箱”を開ける大切な鍵 一時閉館の帝国劇場と過ごした24年間に馳せる思い
3月21日放送のラジオ『KinKi Kids どんなもんヤ!』(文化放送)では、そんなメモリアルな生放送を振り返り、帝国劇場への想いを語った堂本。番組内で披露されていた「帝劇内の鍵」についてリスナーから「何に使う鍵なのですか?」という質問が寄せられると、「建物自体がもうなくなるし、構造自体も変わるんで、全然言ってもいいんですけど」と十分に安全面を考慮した上で、帝国劇場の裏口ルートのドアを開ける鍵なのだと明かした。通常であれば地下1階の楽屋入口から、警備員室前を通り、着到板、神棚、そしてエレベーターへと続く道順を、「僕、そこは全然使わないんですよ。そこを通らずに地下の駐車場から入れる裏口ルートがあるんですよ。そこから直接入っちゃうんで。そこのドアを開ける鍵です」と、堂本だけに許されたルートがあったようだ。
「いつやったっけな、去年のそれこそ4月、5月かな? ずっと持ちっぱなしで最終的に今も持ってるっていう(笑)」と、まさに帝国劇場からの信頼の証とも言えるアイテムだということが判明。もちろん返したほうがいいのかと確認を取ったというが、「もう建物なくなるし、どうぞ持っていってくださいみたいな感じでした」と言われたそう。
また、「昔は、どの劇場もそうだったと思うんですけど、セキュリティって今ほどガチガチじゃなかったじゃないですか。帝劇なんかも何食わぬ顔をして、『あのリハーサルがあります』みたいな顔をしていけば、入れたような時代もあったんですよ。アンサンブルの人なんか、地下に大浴場があるんですよ、帝劇。風呂だけ入りに行ったって聞いたことありますからね」と思いを馳せる。
「今はね、セキュリティもかなり厳しくなったし、これ何年ぐらい前かな。でも、ここ10年ぐらい前かな? そんな経ってないぐらいかもしれないけど、まあ厳しくなったしね」と、24年という時代の変化を感じるには十分な時間を、帝劇で過ごした堂本ならではの感想を聞くことができた。時の流れとともに様々なものが変わっていく。そのなかでも、変わらないのが人と人との信頼し合う尊さ。この鍵は、そんな古き良き時代の帝劇とともに過ごした堂本の人生を象徴しているようにも思えた。
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「数年後に、この鍵なんの鍵やろな? って思う可能性もある」なんて冗談めいて話していたが、3月1日にはInstagramに「所縁ある想いの詰まった物を」とのコメントを添えて、2020年に受賞した菊田一夫演劇大賞の賞牌などとともに鍵の写真もアップしたことからも、大切に思っていることが十分に伝わってきた。堂本にとってはこの鍵が、そしてファンにとってはサントラの音楽が、いつだって何度だって帝国劇場の景色を、匂いを、感動を呼び起こす。そんな心の宝箱を開けるキーとなりそうだ。
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