『乃木坂スター誕生!』6期生による新章へ 先輩から受け継がれるバトン、オズワルドとの化学反応にも注目

 4月28日深夜、日本テレビ系にてスタートする『乃木坂スター誕生!SIX』(日本テレビ系)。同番組は、乃木坂46に加入したばかりの6期生が、昭和・平成の名曲カバーを通して歌唱力を磨き、個性を開花させていく音楽バラエティだ。グループにとっては、先輩メンバーたちが築いてきた“乃木坂らしさ”を受け継ぐ、初めての次世代の物語がここから幕を開けることになる。

 
 
 
 
 
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 『乃木坂スター誕生!』シリーズはこれまで、4、5期生をフィーチャーし、才能の発掘から育成へと番組内容を進化させてきた。毎週の名曲カバーという課題を通して、歌唱力だけでなく表現力、ステージング、そしてアイドルとしての自覚を養っていくこの番組は、今や乃木坂46の新人育成番組としての地位を築いている。

 4期生編では、賀喜遥香が中森明菜の「DESIRE -情熱-」で伸びやかな高音を披露し、注目を集めた。柔らかさの中にも芯のある歌声で、彼女の存在感を一気に押し上げたカバーだった。また、遠藤さくらが披露した「ラムのラブソング」(松谷祐子)では、持ち前の透明感とビジュアルがその歌声にマッチ。林瑠奈は東京事変の「閃光少女」を熱唱し、ロック楽曲でも力を発揮できる多才さを示した。柴田柚菜の「青い珊瑚礁」や清宮レイの「夏の扉」(ともに松田聖子)といった清純系ナンバーにも、それぞれの個性が滲んでいた。

 
 
 
 
 
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 5期生編では、井上和が初回放送でAIの「Story」を歌い、これがテレビ初歌唱となった。第2回ではゲストのゴスペラーズとともにアカペラで「ひとり」を披露し、プロからの絶賛に思わず涙した場面も。井上の低音の安定感とファルセットの柔らかさが、ハーモニーの中に自然に溶け込みつつも存在感を放っていた。また、五百城茉央は中島みゆきの「糸」をしっとりと歌い上げ、その清らかな声質で視聴者の心を掴み、奥田いろははゴスペラーズとともに荒井由実の「やさしさに包まれたなら」でハモり、伸びやかな高音を響かせた。その他にも、中西アルノが井上とデュエットしたEGO-WRAPPIN'の「くちばしにチェリー」や、『乃木坂スター誕生!LIVE』で初披露されたORIGINAL LOVEの「接吻」なども印象的で、独自の色気と憂いを含んだ声色に引き込まれた。

 
 
 
 
 
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 こうした個々の成長を週ごとの課題に挑戦しながら積み重ねていく構成は、番組の育成型フォーマットとしての完成度を高めている。ソロだけでなく、ユニット歌唱やカバー演出、衣装、セットの演出なども合わさることで、テレビの中のライブとして、メンバーたちが輝ける環境が整えられているのだ。最終的には横浜アリーナでのライブへと繋がり、歌唱力だけでなく表現力、パフォーマンス力をも証明する場となった。

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