BE:FIRST、「夢中」がドラマに添える彩り 初のGP帯主題歌はメンバーの表現力が光るものに

 4月24日から放送スタートとなるドラマ『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)の主題歌を、BE:FIRSTが担当する。主題歌に起用されたのは、4月25日に先行配信される新曲「夢中」。ドラマのために書き下ろされた楽曲で、GP帯ドラマの主題歌を務めるのは今回が初。BE:FIRSTの音楽がさらに幅広い層に届いていきそうだ。

 同曲は、「ゴスペルをベースに、“チャーチー”な響きのサウンドと歌声で、不器用ながらも真っすぐな純愛を描いたラブソング」。ドラマは、急に結婚することになった関谷なつ美(芳根京子)と江端瀧昌(本田響矢)のぎこちない関係を描きつつも、そこから徐々に変化していくことが予感されるようなストーリーで、初回放送からあたたかな空気感が感じられた。同曲はそんな「昭和11年を舞台に交際ゼロ日婚からスタートする、歯がゆくも愛らしい“新婚夫婦の甘酸っぱい時間”を描く昭和新婚ラブコメ」というドラマにそっと寄り添い、彩りを添えていく。

BE:FIRST / Betrayal Game -Music Video-

 「夢中」は、「Betrayal Game」でも共作したシンガーソングライターのeillと音楽プロデューサーのRyo‘LEFTY’Miyataが手掛けており、「フィナーレ。」などに通ずる“eillっぽい温かさ”も感じられる楽曲だ。BE:FIRSTといえば、2ndアルバム『2:BE』収録曲の「Guilty」や、2月5日にリリースされた6thシングル表題曲「Spacecraft」など、ややダーティーで勢いのある楽曲の印象が強い。歌声に関しても、例えばSHUNTOのエッジボイスで楽曲の世界観のベースを作り、JUNONの清涼感あふれる歌声がスパイスとなっているというようなパターンも少なくない。もちろん、そういった類の楽曲以外も歌いこなしてきた彼らだが、「夢中」では温かい歌声を披露している。実際、彼らは「とても純愛なリリックになっており、メロディーもそんなリリックにぴったりなものになっていると思います。自分たちの声でリリックやメロディーに込められた想いをしっかり届けられるように心がけました!」(※1)というコメントをしており、楽曲の世界観を表現するために声の工夫をしているようだ。

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