SixTONES、クセが強めなダンスプラクティス動画も 歌唱だけじゃないパフォーマンスの魅力

SixTONES - Amazing!!!!!! (Dance Practice)

 SixTONESは持ち前の歌唱力を打ち出したパフォーマンスを披露することもあるが、ダンスも魅力的なグループだ。「Amazing!!!!!!」では、イントロで胡坐をかくパフォーマンスが組み込まれている。着座スタイルでありながら手脚の長さを活かした、ダイナミックなパフォーマンスを披露。曲調やコレオグラフにもよるが、指先まで神経を行きわたらせる繊細さもあれば、時にセクシーに、時にパワフルに。一糸乱れぬ、というよりは、それぞれの個性を大切にしている印象だ。それは決してバラバラではなく、息を合わせた揃う美しさと、個々の魅力のバランスを保つ。ダイナミックでグルーヴ感に溢れるパフォーマンスはSixTONESならでは。改めて過去から現在までのダンス動画を観てみると、活動歴とその密度に比例するように、オーラというべきか、表現力や貫禄が増しているように思う。

【SixTONES】ハロウィーン仮装で…このお化けは誰?

 さて、「Rosy - Dance Practice(Halloween Ver.)」では本編のダンスプラクティス動画やMVとは大きく異なる世界観で楽しませてくれた。ハロウィーンバージョンとあって仮装も実に個性的。本動画が公開される前に公開されたハロウィーン企画動画での仮装を踏襲しているようで、田中樹は赤の全身タイツにゴールドのネックレスを合わせたブレないコーデ。白ベルトでウエストをマークしたピンク色の全身タイツは森本慎太郎。可愛らしい色味とは対照的な金髪&鼻メガネと髭のギャップで魅了する。オレンジ色の全身タイツを纏った松村北斗は、猫耳をつけてキュートに。そして、頭のてっぺんからつま先まで抜かりないコーデで統一したピエロは髙地優吾。イエローのタイツをベースにした、日本一ヴィヴィッドな金太郎は京本大我。緑色のキャラクターに抱きかかえられて踊るはジェシー。そんなカラフルな仮装姿で真剣に踊る6人は、“クセ強”な姿ではあるが、一人ひとりの動きが観たくて、何度でもリピートしてしまう。

 新曲「Good Luck!」「ふたり」をはじめ、次に再生される映像とのギャップに少々戸惑うが、こうしたユニークな企画に真剣に取り組むSixTONESがなんとも愛らしい。

 YouTubeをはじめラジオも同様、新曲リリースや11月3日に突如発表されたツアーもしかり、ファンの想像を超える展開で楽しませてくれるSixTONES。このワクワクとドキドキが詰まったハッピーな刺激が、どうしようもなく病みつきになるのだ。

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