TOBEアーティスト=“HERO”たちによる祭典を徹底レポート 2度目の開催で示した『to HEROes』の本当の意味

TOBE全員出演『to HEROes』徹底レポート

 今年も、“HERO”たちによる祭典がやってきた――。TOBE所属アーティストによる合同コンサート『to HEROes 〜TOBE 2nd Super Live〜』(以下、『to HEROes』)である。

 昨年3月に東京ドームにて初開催され、2度目の開催となった『to HEROes』。今年は3月6日、7日に東京ドーム、4月6日、7日に初の京セラドーム大阪にて行われた。まず2地域での開催という点が昨年とは異なるが、ほかにも今年は“仲間”が増え、アーティストごとにコンセプトの異なるステージが届けられた、前回より彩りの増した公演だったと思う。本稿では、Prime Videoにて220以上の国と地域で生配信された4月6日公演の模様をレポートする。

『to HEROes ~TOBE 2nd Super Live』

『to HEROes ~TOBE 2nd Super Live』

 会場中央には公演名が刻まれた巨大バルーンが浮かび、スモーク、炎といった特殊効果がエンターテインメントの世界への扉を開く。カウントダウンを経て始まったオープニングブロック。バルーンから吊り下がるステージに登場して「BON」「INZM」を歌うNumber_i、今年は大型バイクならぬオープンカーから「DON'T WANNA DIE」「NE:Ø era」を届ける北山宏光、「DROP」「iDOLING」の繊細なパフォーマンスで魅せる三宅健、迫力満点の「ROCKIN' PARTY」から「CRUISIN'」「SHAKE ME UP」と明るいステージを繰り広げるIMP.――。この一年間、個人やグループでの活動を通してパワーアップした彼らが、『to HEROes』に帰ってきた瞬間だった。

『to HEROes ~TOBE 2nd Super Live』

 先輩アーティストたちに続き、今年の公演では新たにスタートを切ったメンバーもいる。まずは、昨年12月にTOBEに所属したISSEI。ひとりステージに立った彼は、今年1月に配信リリースされたデビュー曲「Go Getter feat. AK-69」を披露。〈1,2,3, TOBE right here〉と歌う、彼がここから歩み出す覚悟を示したような楽曲だ。決意表明のように気持ちをこめて歌い上げたのち、ダンサーとともに「GOTCHA」をクールにパフォーマンスした。

『to HEROes ~TOBE 2nd Super Live』
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 初出演2組目は、今年7月7日にデビューを控えているCLASS SEVEN。「ぜひ応援していただけると嬉しいです!」と挨拶した大東立樹は、昨年はソロとしてステージに立っていたが、今年は仲間とステージに立つ嬉しさや最年長メンバーとしてグループを引っ張る頼もしさも垣間見えた。そして、昨年はTRAINEEとして出演していた6人も、顔つきがより凛々しくなったように思う。7人はデビュー曲の「miss you」を届け、デビュー前夜のパフォーマンスを『to HEROes』に刻んだ。

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 中盤には、Number_iがプロデュースしたコラボパフォーマンスコーナーも。アーティストが次々に登場し「Blow Your Cover」(Number_i)、「FLOW」(IMP.)、「THE BEAST」(北山)、「BACK DOWN」(ISSEI&CLASS SEVEN)をメドレー形式で披露していくが、楽曲はどれも原曲と違ったアレンジが施されている。

 メドレーのトリを飾ったのは、三宅の「スーパースター」。TikTokでも話題になった、“推し”へのファンの気持ちを表現したナンバーだ。そしてステージには再び全員が集結して、「スーパースター」を歌い繋いでいく。この日だけの特別なアレンジが“スーパースター”たちの夢の共演でさらに彩られていく、胸が高鳴る一幕だった。

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 続いて、“未来のスーパースター”とも言えるTRAINEEのステージへと移り、昨年結成されたwink firstと6人のTRAINEEによる「Starry sky」「CANDY」のパフォーマンスが行われた。歌唱前のMCで、藤代翔真が岸優太(Number_i)と基俊介(IMP.)、川田瑠輝が平野紫耀(Number_i)を憧れの先輩として挙げていたが、TRAINEEにとって『to HEROes』は尊敬するアーティストと同じステージに立てる貴重な場でもある。彼らもこうして夢の舞台を経験しながら、先輩の背中を追いかけていくのだろう。そんなことを感じさせる、まぶしいパフォーマンスだった。

『to HEROes ~TOBE 2nd Super Live』
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