椎名林檎は17年ぶり、山下達郎と森山直太朗は初 クロマニヨンズ、佐野元春ら名を連ねる2025年夏フェス
桜も咲き、季節はすっかり春。もうひと月もしないうちに、春から初秋まで続く長い長いフェスシーズンの幕が上がる。ゴールデンウィークを中心に開催される各地の春フェスはすでに出演者が出揃い、タイムテーブルなども解禁されている一方で、その先に控える夏フェスも徐々に出演アーティストの情報が公開されつつある。特に現状発表されている今年の各夏フェスの出演者たちに注目すると、ベテランアーティストたちが多数顔を揃えていることに気がつく。
8月15日、16日の2日間にかけて、北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージにて開催される『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO』には椎名林檎が17年ぶりに出演する。椎名林檎名義としては1999年、2008年に続いて3度目の登場となる。1999年と言えば『RISING SUN ROCK FESTIVAL』が初めて開催された年。椎名は『RISING SUN ROCK FESTIVAL』が生まれた瞬間を知るアーティストであり、双方にとって重要な存在であると言えそうだ。さらに2008年の出演時には椎名は東京事変としても出演するなど、ほかのフェスとは一味違う、本フェスと椎名ならではの関係性を窺わせる。開催初年度から続く椎名と『RISING SUN ROCK FESTIVAL』の強い縁が、25回目となる今年再び交差することとなる。椎名は今年、『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO』のほかにも福井県で開催される『ONE PARK FESTIVAL 2025』への出演も決定している。
恒例のロック・フェス、「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO」に、椎名林檎の出演が決定しました。
椎名林檎名義では、1999年、2008年に続いて3回目の出演です。
開催日は8月15日(金)・16日(土)。出演日が決まりましたら、またお知らせします。https://t.co/cjP0XzR1tn— SR猫柳本線 椎名林檎・東京事変オフィシャル (@Nekoyanagi_Line) April 1, 2025
『RISING SUN ROCK FESTIVAL』へは、7年ぶりとなるザ・クロマニヨンズの出演も決定。甲本ヒロト、そして真島昌利は還暦を迎えながらも、まだまだ精力的なライブ活動を展開している。今年は『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO』だけでなく、4月末に宮城県で開催される『ARABAKI ROCK FEST.25』やキョードー北陸が企画する対バンイベント『乱シリーズ』、千葉県で開催の『SATANIC CARNIVAL 2025』と様々なライブイベントへの出演が予定されている。衰えを知らないザ・クロマニヨンズの躍動感と野性味溢れるロックンロールサウンドは、『RISING SUN ROCK FESTIVAL』が開催される雄大な北海道の地にピッタリだろう。
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佐野元春 & THE COYOTE BANDも『RISING SUN ROCK FESTIVAL』へ10年ぶりに出演を果たす。3月には自身がこれまでリリースしてきたクラシックとも呼べるような楽曲たちを“再定義”するアルバム『HAYABUSA JET Ⅰ』をリリース。様々な世代のアーティスト、そして参加者が交差するフェスは、自身のクラシックスを新世代にプレゼンテーションしたい、という思いで制作された本作の収録曲を披露する絶好の舞台。ノスタルジーだけでは終わらない佐野の“今”の音がフェスという場所を通じて幅広い世代に届く日が楽しみだ。