7ORDERが語る、自主制作を経て深まったエンタメに懸ける思い「ファンの方々が楽しんで広げていけるものを発信するのが役目」

7ORDERが語る、自主制作を経て深まったエンタメに懸ける思い「ファンの方々が楽しんで広げていけるものを発信するのが役目」

 満を持して、1stアルバム『ONE』とLIVE DVD/Blu-ray『UNORDER』を日本コロムビアから2021年1月13日にリリースした7ORDER。安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人からなる7ORDERは、2019年5月より活動をスタート。自主レーベル<7ORDER RECORDS>から「Sabãoflower」、「GIRL」をリリースするなど着実に活動を重ねてきた。

 そんな彼らは長年活動をともにしてきただけあり、自分たちの良さを熟知している。確固たるセルフプロデュース力を発揮しながら、自分たちの一番いい状態を発信できているのではないだろうか。「エンターテイナーとして」だけではなく、さらに広い視野を持っている彼らに1stアルバム発売を控えた今の心境を聞いた。(高橋梓)【最終ページに読者プレゼントあり】

手作り感満載の忘れられないインディーズ期間

7ORDER
7ORDER

ーー結成から約1年半、これまで皆さんは自主レーベルで活動をしてこられました。新たな気付きや、逆に苦労したこともあったと思います。

安井謙太郎(以下、安井):一番最初のシングル「Sabãoflower 」は受注生産にして、梱包とシーリング作業を全部自分たちでやったことです。なかなかできない経験で楽しかったですが、山積みの段ボールが届いて、まったく作業の終わりが見えませんでした(笑)。7ORDERの一番最初のCDでもあったし、忘れないね。

萩谷慧悟(以下、萩谷):シーリング作業では最初に蝋を垂らすんですけど、「どうやって垂らすの?」ってところから始まって。説明書にはアルコールランプのようなもので温めて溶かして、1つずつ垂らしていくって書いてありましたが、絶対に無理! ドン・キホーテでコンロと鍋を買ってきて、どの方法が一番効率的かを考えるところから始まりました。

7ORDER 「Sabãoflower」MUSIC VIDEO

ーーその甲斐あってか、「Sabãoflower」はファンの方からの反響も大きかった印象です。

萩谷:喜んでくれたかなって手応えはありましたね。

阿部顕嵐(以下、阿部):手探りでやってるんで、ちょっと蝋が欠けているのもあったりして。機械じゃないから個体差はやっぱりあるんですよね。

萩谷:「個体差」って言葉がトレンドワードだったよね(笑)。

森田美勇人(以下、森田):あと、「ご愛嬌」ね。“#ご愛嬌”をつけて、Twitterで「こんなCDが届きました」ってやってもらったね。

萩谷:そういう風にネタにしてくれたのも嬉しかったですね。「Sabãoflower」含めインディーズで2作をリリースして、今回はメジャーレーベルからアルバムを出させてもらうことになりました。今までは自分たちのサイトだけでの流通でしたが、全国の店舗にCDが並ぶっていうのが一番大きな変化かなって思います。

ーー気になるのが、メジャーレーベルとタッグを組むことになったきっかけです。

安井:これは本当に出会いです。2020年夏に無観客ショーの『UNORDER』をやった時にいろいろお話をいただいて、その流れで人と人がつながっていって……という感じです。だから、最初はこのアルバム自体も自分たちのレーベルで出す予定でした。でも出会いの中で「一緒に何か取り組んでいこう」という話になって、メジャーレーベルからリリースすることになりました。結果的にそうなっただけで、2021年1月にメジャーからリリースするところまで持っていこう、という計画ではなかったです(笑)。

萩谷:「Sabãoflower」を出した時に、しばらくは<7ORDER RECORDS>でやっていくだろうなってスタートを切ったので、同じ年にもう1回スタートを切ることになるなんて思ってなかったです。

7ORDER楽曲の軸にあるのは「温かみ」と「綺麗さ」

左から真田佑馬、長妻怜央、安井謙太郎、萩谷慧悟
左から真田佑馬、長妻怜央、安井謙太郎、萩谷慧悟

ーーインディーズとして全て自分たちでやってきた、というのも皆さんの強みですよね。楽曲もセルフプロデュースが多いですし、特に真田さんは作詞・作曲も多く手掛けられています。楽曲を作るときのコツや工夫はあるのでしょうか。

真田佑馬(以下、真田):コツではないんですが、僕はワーカーホリック的な部分があるのでひたすら作る感じです。でも、7ORDERとして曲を作る上で大切にしていることがあって。やっぱり聴く人を元気づけることは大前提。あと「温かみ」と「綺麗さ」ですね。

ーー曲先、詞先など、作り方の型はあるのでしょうか。

真田:どっちもありますよ。かっこいいフレーズができたときはそこから考えますし。パッと浮かんだものをその場ですぐMIDIに起こして、色を付けていくこともあります。僕たちアトリエを持っているんですが、僕はほぼそこにいます。

ーーアイデアの粒のようなものはどんな時に浮かんで、どう曲に反映されているのでしょうか。

真田:これもいろんなパターンがあります。例えば『ONE』に収録されている「Love shower」という曲に関しては、ある人から「愛は注ぐだけだよ、見返りを求めちゃだめだよ」って言葉をいただいて。すごく素敵な言葉だなと思っていたら、サビの〈LaLaLaLa Love shower LaLaLa 愛のシャワー〉という部分が浮かんだんです。それで軸ができて、骨組みを作った後にAメロ、Bメロを頭の中で映像に起こしました。その時は1人の人が雨の中を踊っている、『SINGIN’ IN THE RAIN~雨に唄えば~』のようなイメージ。美勇人を想像していたんですが、「美勇人だったこうするな」って考えながら歌詞を書いていきました。

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