7ORDERのオリジナル動画から伝わるグループ力 舞台、ダンス、トーク……それぞれがもたらす癒しや希望
“ハッピーをみんなで作り上げていく”をモットーに、2019年5月22日から7ORDER projectと銘打って活動を開始した7ORDER。これまで舞台、歌にダンス、トーク、楽器演奏、バラエティ番組出演と様々な活動を重ね、もうすぐ1周年を迎える。この自粛期間中にも、バラエティに富んだ動画をアップしている。
7ORDER projectのYouTubeチャンネルに、4月10日付けでアップされた舞台『7ORDER』ダイジェスト映像。2019年8月22日から行われた彼らの主演舞台『7ORDER』のあらすじに触れられ、かつメンバーの個性が伝わる構成になっている。
メンバー一人ひとりにフォーカスを当て、名場面がピックアップされているのだが、そこから聞こえてくるセリフには心を掴まれた。舞台にあわせた発声と演技に俳優としての可能性を感じ、楽器演奏、キラキラとした笑顔をみせた歌とダンスのライブパフォーマンス、彼らの武器、可能性がギュッとつまった映像だ。
4月17日付けでアップされたのは「Make it true short ver.」のダンスプラクティス動画。“Dance Practice”と謳いながらも、カメラワークが冴えたMVさながらの完成度の高さ。広いスタジオの躯体現しの天井、無骨さが楽曲とマッチしていた。
阿部顕嵐がカメラをスタジオへと誘導すると、森田美勇人、長妻怜央の二人、続いて諸星翔希、真田佑馬、萩谷慧悟、安井謙太郎が加わり、ボーカルのバトンが安井に渡った。しなやかに体を動かす7人、上下左右の動きでカメラを翻弄していく。複雑なフォーメーションをとるも、視線を落とさずにピタリとあるべきポジションに収まる。
彼らの軌跡とリンクする歌詞、迷いのない動き、アクロバットを交えた躍動感のあるパフォーマンス。セットや衣装を揃えたライブパフォーマンスはさぞかし圧巻だろうと気持ちが高まる。近い将来に楽しみをもたらしてくれた。
4月14日からは、安井謙太郎によるラジオ仕立てのYouTube動画「せぶんの家でらじおごっこ」がスタート。5月3日現在、Vol.3まで公開されている。安定したトーク力と独創的な画力で視聴者の心を掴む。初回では改めてグループとプロジェクトについて丁寧に説明した上で、メンバーの似顔絵を描きながら安井からみたメンバーのいいところを語った。
ほのぼのとしたBGMをバックに、少々の不安と笑いを誘う筆運び。線を重ねて絵になっていく様子を眺めながら、慣れ親しんだ安井の声が重なると、緊張が解きほぐされていくような感覚になる。前向きな言葉選びは、自然と気持ちが上向きになるから不思議だ。こんな風に仲間をおもいやる、忘れてはならない大切なことをごく自然な流れで学んだ。心がざわざわする、不安で眠れない……心が落ち着かない時にこそ聞きたい、まるでセラピーのような癒しの効果がある。