ジャニーズWEST、7ORDER、ももいろクローバーZ……活気とエネルギー溢れたエンタメ作品 新譜からピックアップ
2021年も年明けから暗いニュースが続き、気分も落ち込みがち。「こんなときだからこそ、前向きなパワーをもらえる音楽を聴きたい」というリスナーも多いのでは? そこで今回は、エンタメ性に溢れた、活気とエネルギーたっぷりの新作を紹介します!
ジャニーズWESTの2021年第一弾シングル『週刊うまくいく曜日』表題曲(桐山照史主演のドラマ『ゲキカラドウ』主題歌)は、サンボマスター山口隆の作詞・作曲によるパワーソング。ソウルフルなサウンドと裏打ちのリズムを軸にしたアレンジ、ひたすらエモーショナルに響き渡るメロディ、〈明日からきっと 素敵なことばかり おきる気がする〉というフレーズが互いに高め合うこの曲は、冴えない日々を送っている聴衆に明日を生きる力を与えてくれる。生身の感情がドクドクと脈打つようなボーカルも力強い。通常盤には若旦那(湘南乃風)こと新羅慎二が手がけたアッパーチューン「銀河系」、作曲/阪井一生(flumpool)、作詞/タナカヒロキ(LEGO BIG MORL)によるメッセージソング「Change your mind!」などを収録。個性的なクリエイターとのコラボが楽しめるシングルだ。
7ORDERの配信シングル「Sabãoflower」「GIRL」を含む1stフルアルバム『ONE』。リードトラック「LIFE」は、EDMとロックサウンドを融合させたトラックに乗せ、〈踏み出せ 前へ前へ Don't look back〉という超アグレッシブな歌詞が鳴り響く。新しいエンターテインメントを求め、メンバー7人で試行錯誤を繰り返してきた7ORDER。この曲には、“何があっても先に進むんだ”という強い決意が刻み込まれている。そのほか、メンバーが作詞に参加したダンサブル&ポジティブなナンバー「Perfect」、真田佑馬が作詞・作曲を手がけたストレートなロックチューン「BOW!!」、ファッションブランド・Ground Yとのコラボソング「&Y」などを収録。メンバー自身の音楽的なセンス、多彩な表現力をたたえたボーカルがたっぷり注入された作品に仕上がっている。
ももいろクローバーZの最新シングル曲「月色Chainon」は、劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』主題歌。作詞は白薔薇sumire(『美少女戦士セーラームーン』の原作者・武内直子)、作曲は小林明子(代表曲「あなた」で知られるシンガーソングライターにして、『セーラームーン』関連の楽曲を数多く手がける作曲家)。溢れんばかりのロマン、凛とした意思を内包したメロディ、そして、〈悲しみの嘘を忘れない その物語 aurore〉に象徴される繊細な美しさをたたえた歌詞が溶け合うこの曲は、映画の世界観に寄り添いながら、普遍的なラブソングとしての魅力も備えている。悲しい運命を背負いながら、愛する人とともに生きていく覚悟を歌い上げるボーカルも素晴らしい。カップリングには歴代の『セーラームーン』を彩ってきた「ムーンライト伝説 -ZZ ver.-」「Moon Revenge -ZZ ver.-」「タキシード・ミラージュ -ZZ ver.-」のカバーを収録。