京本大我、SixTONESでの信頼関係があるからのびのびできる? 自由奔放に見える個人活動と共にある“帰る場所”
2024年9月、クリエイティブプロジェクトの始動を発表したSixTONES 京本大我。歌やダンスなどのパフォーマンスだけに止まらず、写真や映像作品など、多岐にわたる表現を追求するというクリエイティブプロジェクト『ART-PUT』のティザー映像は、公開直後から大きな話題を呼んだ。そして、今年4月23日には初のCDアルバム『PROT.30』をリリースする。先立って3月25日にはアルバムリード曲「滑稽なFight」のMVも公開され、グループ活動やソロ活動、そして30歳を迎えた自身の集大成ともいえるようなリアルな歌詞や疾走感あふれる楽曲が、多くのファンの心を掴んだ。
MVが公開された3月25日は、京本初の写真展『視点と始点』の会期終了翌日でもあった。「見習いアーティスト」という仮の名でInstagramを開設し、20代最後の1年間をかけて、自ら縁のある地や憧れの地の写真を撮り続けた京本。写真展も、一人のアーティストとして彼が見つめてきたもの、そしてこれから見据えるものが込められた、彼の集大成といえるだろう。
洗練されたアーティスト活動の裏に見える、自由奔放な素のギャップ
京本のユーモアセンスや飾らない性格は、ファンの間ではよく知られたところ。3月25日に放送された『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)では、MCの明石家さんまをはじめ、各界から集まったいわばトークスキルの猛者たちを前にしても怯む様子を見せず、堂々と京本節を展開。バラエティ番組のコンプライアンス厳格化にテーマが差し掛かった際には、明石家との絶妙に噛み合わないトークが笑いを誘っていた。
ライブMCやYouTube、ラジオなどにおいてもメンバー同士の仲の良さがよく窺えるSixTONES。中でも京本は、不動の“ボケポジション”を確立しているといっても過言ではないだろう。彼は、天然というよりも自由奔放なタイプに近いように感じる。3月15日に放送された『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)には、メインパーソナリティーの田中樹とともに登場。この番組のちょうど前枠で父・京本政樹が期間限定MCを担当していたことを京本が知らず、田中からツッコミを喰らったり、自ら発案した田中との私服バトルの存在をすっかりと忘れていたことを再びツッコまれたりと、マイペースな京本が田中を振り回し続ける回となった。
3月14日にグループ公式YouTubeチャンネルで公開されたe「SixTONES【お告げに従い…開運の旅2025~第1話】江の島に向かってます」でも、彼の天真爛漫さが窺えた。目的地の江の島に向かう車内で、なぜか田中だけにカメラを向けて撮影し続ける京本。「お前(京本)のこと見たいファンだっていっぱいいるだろ」と返されると「ラップ? 今の」と応戦。後部座席の松村北斗に「ラップ知らなすぎてる」とツッコまれていた。
バラエティ番組でのお茶目な姿を見て初めて彼を知る者にとっても、洗練されたアーティストとして彼と出会う者にとっても、その両側面のギャップはさらなる魅力に感じられることだろう。スキルとセンス、人柄すべてで見る者を魅了する京本の沼にハマる人は、この先も増えていきそうだ。