乃木坂46 池田瑛紗&一ノ瀬美空が語る5期生の絆、6期生を迎える新体制への想い 「引っ張るよりも繋いでいきたい」

乃木坂46の5期生は「奇跡的な11人」──そう語るのは、5期生の池田瑛紗と一ノ瀬美空だ。3月26日にリリースされた38thシングル『ネーブルオレンジ』の表題曲では、同じく5期生の井上和と中西アルノがWセンターを務める。加入から3年、数々の経験を重ねてきた彼女たちは、今どんな景色を見ているのだろうか。5期生にとっても大きな節目となるこの作品について、同期の絆やこれまでの成長、そして6期生の加入を迎える心境についても語ってもらった。(編集部)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】
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「この11人が同期として集まったことって奇跡だと思う」
──この2月で5期生は乃木坂46加入から3年経ちました。お2人は当時、どんなことを考えていましたか?
一ノ瀬美空(以下、一ノ瀬):それこそまだ実感も湧いてない時期でしたが、“一ノ瀬美空”と検索したら自分の写真がたくさん出てくる感覚がすごく不思議で。
池田瑛紗(以下、池田):確かに、今までそんなことあり得なかったことだもんね。私は、ちょうどその時期は受験勉強の真っ只中で。予備校で課題の対策をしながらも毎日ひとりずつ同期が発表されていくのを目にしていましたが、現実感が全然湧かなかったです。よくメンバーとも話すんですけど、本当に奇跡的な11人が集まったと思います。
一ノ瀬:本当にそう思う。みんな個性も顔の系統もバラバラで、もしこの中の何人かがほかのアイドルグループさんにいたら強力なライバルになっていたんじゃないかなって。
池田:戦ったら負けそうだし(笑)。
一ノ瀬:そうなの。それくらい、この11人が同期として集まったことって奇跡だと思うんです。

──外から見ていて、皆さんの仲の良さはまったく変わっていないように見えますが、この3年で関係性に変化はありましたか?
一ノ瀬:いまだに先輩からは「異常なほど仲が良い」とか、スタッフさんからも「ここまで仲良しなのも珍しいね」とか言われるぐらい、関係性は変わってないかもしれないです。
池田:むしろ、より仲が深まってるかもしれない。
一ノ瀬:ほかの坂道グループの皆さんはどうかわからないですけど、乃木坂46の5期生は単なる仕事仲間ってわけでもないんだけど、同志としてお互いを高め合っている感覚はすごく強くて。ただ、友達よりは深い絆があるのかな、という不思議な関係性なんです。
池田:今でもプライベートで遊びに行ったり、一緒にごはんを食べに行ったりすることも多いですし。
一ノ瀬:スタッフさんや周りから見ても、そういうことがほかの期と比べて圧倒的に多く続いていることが驚きみたいです。私もいまだに、遊びに行くとしたらメンバーとが多いですし。
池田:でも、仕事になると緊張感を持って一緒にいられる存在でもあるんですよ。
──この3年を振り返ると、5期生だけで活動するお仕事も多かったですし、その影響もあるのかもしれませんよね。
池田:確かに。いろんなお仕事をしていく中で、今でもまだ知らなかった一面を知る機会がありますし、そのたびにメンバーの人間性だったり、いろんな部分ももっともっと好きになっちゃうんですよ。
──お互いをリスペクトし合ってる感も、見ていて伝わってきます。
一ノ瀬:それぞれ強みや得意な分野があるから、尊敬しかないです。だからこそ、この関係性なのかなと思います。

──この3年間で個人的なターニングポイントとして、何か思い浮かぶ出来事や活動ってありますか?
一ノ瀬:もちろん5期生でのお仕事は、その都度成長するきっかけになったんですけど、個人的なものではずっと好きだった山下美月さんがご卒業されるという……あの期間が自分の中での戦いだったというか、ひとつ乗り越えなくてはいけない大きな壁でした。私は大好きな先輩のためにもっとポジションも含めて前に行きたいとか、一緒にお仕事したいという思いが結構強いんです。そういう部分もあるからこそ頑張ってこられたので、その先輩の卒業を知らされてから、実際に卒業するまでの半年ぐらいでだいぶ強くなれたのかなと。最近だとそれが一番大きなターニングポイントでした。
──東京ドームでの卒業コンサートではあの日限りのユニットなど、特別な演出も用意してもらいましたものね。
一ノ瀬:はい。最後の最後までたくさん愛を与えてくださったので、次は後輩に対して私がそういう立場になれるように頑張りたいと、強く実感した出来事でした。
池田:私も美空とちょうど同じぐらいのタイミング、去年の春夏あたりが自分の中で大きかったなと思う時期で。5期生として期別の活動における“集大成”と位置付けされることが多い期間で、写真集(2024年2月発売の5期生写真集『あの頃、乃木坂にいた』(マガジンハウス))だったり、舞台(4月上演の『乃木坂46“5期生”版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2024)だったり、一つひとつを頑張っていたので、それが自分の中でもすごく大きかったです。
──去年の11月にも『超・乃木坂スター誕生!』のライブが横浜アリーナで開催されましたが、あれもまさに3年間の集大成を見せる場でもありました。実際、番組開始当初を思い返すと、皆さんそれぞれが格段に成長したなと実感する場面が多々ありました。一ノ瀬さんなんて番組初期はソロ歌唱に対して不安そうな表情を浮かべていたのに、横アリでは堂々と歌い上げていましたものね。
一ノ瀬:はい(笑)。特に初期は、歌に対してあまり自信がなかったですし。でも、あの日の横アリでは今までとは比にならないぐらい楽しく歌えたので、自分でもすごい成長を感じました。
──そういう意味では、つい先日発表された6期生に対しても堂々と「私たちが先輩です!」と、胸を張って言えるのではないでしょうか。
池田・一ノ瀬:いやいやいや……(苦笑)。