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「大胆かつハレンチに、Vのベルトはヴァレンチノ!!」——を合い言葉に、"カラスの街"千葉県・木更津から飛び出した6人組。ルックス・楽曲共々、古き良き男気を存分に感じさせる"いなたさ"全開の一方で、過剰にして厄介なセンチメンタリズムにも少女漫画並に精通。世界初の"ヤンク・ロック(ヤンク=ヤンキー+パンクの造語)"を宣言する、リーダーにしてメイン・パフォーマーの綾小路"セロニアス"翔は、地元の不良界ではすでにカリスマとして君臨しているとか。
全員ボンタンとリーゼントを基調としつつ、一見セレモニー風なライヴで応援団的精神論を感じさせながらも、アクションにはどこか80年代原宿竹の子族的なオチャメさも潜んでおり、「ウナギと梅干し」どころではない芸風の過剰なゴタ混ぜぶり(サービス精神、とも言う)がまず尋常ではない。楽曲もロック・バンド的ギター・サウンドを軸に、いまどきのレア・グルーヴな息吹も十分に感じさせながら、しかし歌メロは完全に往年の歌謡曲直伝の哀愁フレーズ大噴出状態。聴く者の涙腺をムリヤリこじ開けてでも感動させる脅迫に近い泣きメロ攻勢には、時代は21世紀に変われどやはりコレやられたら日本人なら抗えぬ——という歴史的史実を否応無しに実感させられることとなる。
ついでに言っとくと"ウケる/ウケない""笑える/こっ恥ずかしい"のギリギリ線上をタイトロープで彷徨う「ちょっとダメな、俺」チックなMCも、その危うさゆえに放っておけないハラハラ感が見守る者すべてを保護者気分に誘致してしまう"やきもきマジック"全開で、要するに一時たりとも目が離せないわけなんである。重度中毒患者急増中。  (小池清彦)

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