木村拓哉&天海祐希、稲垣吾郎&内田有紀 春ドラマの“一筋縄ではいかない”夫婦たち

春ドラマの“一筋縄ではいかない”夫婦たち

 2024年の春ドラマには、一筋縄ではいかぬ関係の夫婦を描いた作品が並んでおり、異色の内容が話題を呼んでいる。それぞれの夫婦を演じている俳優たちに注目してみたい。

 勤務先から、建設現場の橋の崩落の全責任を負わされ、刑務所に収容された狩山陸(木村拓哉)は、愛する妻・玲子(天海祐希)から離婚を要求される。玲子ががんを患い、余命が短いと知った狩山は、決死の覚悟で脱獄するが、玲子は夫を裏切ろうとしていた……。

 『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)で、先の読めない夫婦のスリリングな関係を演じている木村拓哉と天海祐希。1987年に芸能界入りした木村と、1987年から宝塚歌劇団で活躍してきた天海は、年齢は天海の方が5歳年上だが、芸歴的にはほぼ同期。木村は『BG〜身辺警護人〜』、天海は『緊急取調室』など、それぞれテレビ朝日のドラマで主演を張った2人が、今回、満を持しての初共演で夫婦役を演じており、注目を集めている。

 第8話の予告編では、片山友希演じる刑事に「狩山を騙すことになりますが、本当によろしいですか?」と問いかけられ、「必ず逮捕してください」と玲子が答える場面も。果たして、玲子は本当に狩山を裏切るのだろうか。この夫婦の関係を最後まで見届けたい。

森本慎太郎主演『街並み照らすヤツら』は間違いない作品に 前田弘二×高田亮が生むリズム

前田弘二の演出と高田亮の脚本という現代の日本映画界において最も信頼のおけるコンビのテレビドラマが始まるとなれば、それはもう注目せ…

 一方、『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)にも、何かとトラブルに巻き込まれがちな夫と、そんな夫を呆れながらも大切に思っている妻が登場する。その夫婦を演じているのが、森本慎太郎と森川葵だ。

 竹野正義(森本慎太郎)と彩(森川葵)は、32歳同士の夫婦。現在26歳の森本は、実年齢より6歳も年上の役に挑戦している。現在28歳の森川は、森本とは『ナンバMG5』(フジテレビ系)でも共演しており、その時は森本が森川に一目惚れをするという設定だった。

 今回は、妻や店を守るために偽装強盗に手を染めた夫と、家計を助けるためにスナック勤めをする妻を演じている2人。すれ違いながらもお互いを想い合う正義と彩だが、正義への愛情から暴走する新米刑事・澤本(吉川愛)の介入もあり、関係が複雑にこじれてしまっている。この夫婦が、無事にハッピーエンドを迎えることを願うばかりだ。

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