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宮野真守、異彩放つ 想像の斜め上をいく『ゾンビランドサガ』がアイドルアニメと差別化できた理由

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 現在放送中の秋アニメ『ゾンビランドサガ』が、想像の斜め上すぎる方向性で視聴者の期待を裏切りまくっている(良い意味で)。放送開始前に公開された、「新感覚ゾンビアニメ」というキャッチコピー、そしてホラー色の強いPV。いったいどんなパニック作品なんだろう……とドキドキしていたのだが、いざ蓋を開けてみると、なんとドタバタ系ゾンビアイドルアニメだったのだ。

 まず、普通に考えて、タイトル『ゾンビランドサガ』の「サガ」は、ファンタジー作品などでよく見る、「物語」を意味するアイスランド語だと思うだろう。しかし、放送開始早々明らかにされた本作の舞台は、なんと「佐賀」! この時点で、おいおい、製作陣はどれだけふざけているんだと笑えてしまった。

 そして、第1話の冒頭で交通事故に遭い、ゾンビとなってしまった主人公・源さくらは、その後他のゾンビ少女たちとともにゾンビアイドルグループを結成することに。その名も「デス娘(仮)」。名前からして、もはや完全にギャグである。彼女たちは周囲にゾンビバレしないよう、血色の悪い顔にメイクを施してステージに立つ。改めて振り返ってみても、まったく意味のわからない展開なのだが、ストーリーがあまりにテンポ良く、そして強引極まりなく進んでいくものだから、もうなんだか苦笑しながらそれについていくしかないのだ。

 色々とツッコミどころが多いというか、基本的にツッコミどころしかない本作だが、アイドルアニメとして見ると、他作品よりも圧倒的にチャレンジングな部分もうかがえる。それは単純に「ゾンビ×アイドル」というこれまでにない掛け合わせ以外に、正統派アイドルではなく地下アイドルを描いているところにある。第1話で「デス娘(仮)」たちが歌うのは、なんとシャウトにヘドバンにというゴリゴリのメタルソング。また、ステージもアイドル劇場的な場所ではなくライブハウスで、客席ダイブをお見舞いするところなども非常に今どきの地下アイドル的だった。第2話では趣向を変えつつも、本格的なラップバトルを披露。第3話以降、ようやくザ・アイドルソングが登場するという流れになっている。

      

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